C83作品感想メモ9 ちょっと気になるノベルゲー体験版「HORO」「クロツメヨツバ」

HORO 序章/StudioFANVEM

HORO 序章21世紀後半に発見された、「マテリア」という希少な資源を研究する都市「トヨサキ」を舞台とした物語。マテリアの恩恵を受けて繁栄するトヨサキと、未だ資源問題に悩む外の世界との軋轢みたないものがバックグラウンドにありつつ、この序章で描かれるのは外からトヨサキに帰ってきた主人公とその幼なじみという、二人の少女の相対。

特徴としてはキャラクターフルボイスですが、ゲームの台詞というよりは朗読劇っぽい印象のある抑揚で、いい意味で書き割りっぽい背景ともども、演劇のような雰囲気を感じる作品でした。

序章の終盤で反マテリア武装勢力による事件に巻き込まれた主人公は、武装勢力と相対する女性と遭遇。この人が師匠的な立ち位置になるのかな……とか思いつつサークルサイトを確認してみたら、本編の主人公はまた別に居るっぽい? しかもあらすじを読むと、正義の部活動とか最凶の幼なじみとか、この体験版とは随分雰囲気が異なっていてびっくり。これはこれで面白そうな雰囲気で、続きが楽しみです。序章にちらっと出てきた、外見は銀髪の少女というマテリアで作られた防衛システムとか、SF方面も色々気になる感じで。

クロツメヨツバ 体験版/モチのおとしご

クロツメヨツバ 体験版レターヘッドのイメージらしき斜めのメッセージウィンドウの左側に、キャラクターごとに色分けされたモノトーンの立ち絵という、独特の画面デザインが印象的。

こちらもフルボイスですが、全般的にしっとり目のトーン(とくに先生)で、ピアノ中心のBGMも相まって同じくどこか戯曲的な趣がありました。一人だけテンションが高い悪友も居ますが(笑)。

物語的には、不思議な転校生に不思議なお願いをされるところまで。どういう話になるのかまだ掴み所がありませんが、冒頭の述懐も合わせ、心に引っかかりを覚える体験版でした。

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