日本ファルコム第13期定時株主総会 質疑応答メモ

12月18日に開催された日本ファルコム株式会社の第13期定時株主総会に行ってきました。今回で3~4回目くらいだったかな、事業報告とかは毎度堅調すぎて特に言うこともないのですが、今回質疑応答でいくつか興味深い内容があったので簡単にメモ。

ちなみに毎年、株主総会自体とくに荒れることもなく、ホテルのこぢんまりとしたホールでささやかに開催されているのですが、今回なんか開始前に社長に詰め寄ろうとして社員の人?に止められていた(立ち塞がるだけで一切触れないようにしていたのは流石)年配の方がいてちょっとびっくりしました。会場、けっこう緊張した雰囲気。こんなのは初めてです。いかにも「そっちが手を出したら証拠にするぞ」とばかりにスマフォで写真パシャパシャ撮ってるのもヤバい感じでした。「そういや今年株価爆上げとかして、けっこう一般投資家の人も増えたのかなー」とかしみじみ思いました。

自分、受付済ませて席確保したあと一旦東亰ザナドゥのチラシ(↓)をツイートしに外に出て、戻ってきたらそういう状況になっていたので経緯はわからないのですが。最後には「もう言うことは言ったし馬鹿馬鹿しいから帰る」「社長解任しろよ」「緊急動議ってのは出されたら最優先で対応しないといけないんだよ、立川署に聞いてみろ馬鹿野郎」とか言いながら出て行ってしまい、以降は何事もなかったかのように進行しました。

さておき。質疑応答の中から伺えたことをいくつか。メモはとっていますが聞き違い、記憶違いなどあるかもしれませんのでその辺はご容赦ください。

自社開発のスマートフォン向けソーシャルはいったんプロジェクト中止、スマートフォン版の空の軌跡(ライセンス案件)は頓挫

これは自分が気になっていたので質問したもの。

まず去年のこの場で、スマートフォン向けのソーシャルゲームを自社開発しているという発表があったのですが(プレスリリースPDF)、その後音沙汰が無いのでどうなったのか聞いてみたところ、

  • 社内で動作するものを3本開発したが、ファルコムとしてリリースする水準をクリアできなかった
  • 開発費の相場が、参入を検討した頃の500~2,000万円から2億円まで上がり、広告費も高騰
  • リリースすることがかえってリスクになるという判断

ということで、今後も研究開発は続けていくが、直近でのリリース予定はない、という返答でした。事実上、いったん本格的な制作は中止ということになると思います。まあ、やってほしいというわけではなくて(むしろコンシューマ注力でいいと思う)、音沙汰無くて気になっていただけなのでよいのですが。

スマートフォン・ソーシャルについては同日発表された、Changyou.comとの提携による中国モバイルアプリ市場への参入により経験値を積んでいくとのことでした。

もう1点、こちらはライセンス案件ですが、2011年末に発表された、アエリアによる「空の軌跡」スマートフォン版開発ってその後どうなったかという質問。アエリアのインタビューなんかも掲載されて結構期待していたのですが、「その後アエリアから開発を中止との連絡があった」という回答でした。まあ、流石に3年音沙汰なきゃそうだろうなとは思いましたが、アエリア側のWebサイトにも情報がなかったので一応きいてみたという。

結局、何か始めるときは発表しても、止めるときにいちいちリリースとか出さないよなあ、というお話でした。

まあしかしファルコムのライセンス案件(キャラだけコラボとかでなく、独自タイトル)で成功したものは無いという状況は止まらないですね……。最初の質問に対して「暁の軌跡にご期待ください」とのお返事をいただきましたが、いやーほんと期待してるので頑張ってほしいです……。

2015年、軌跡はまあ出なさそう

2015年の新作タイトルとしては、最初のタイトルとしてすでに結構話題になっている東亰ザナドゥ。およびPS4/PS Vitaでイース最新作のリリースが発表。で、質疑応答では「軌跡シリーズの次はいつ頃?」という直球な質問がされていましたが、近藤社長の回答は「プラットフォーム社(SCE)との約束もありコメントは控える、決まったら発表するのでご期待ください」的な感じでまあそりゃそうかなと。

一方で、ここまで好調なのに来期減収予測なのは、という質問に対して「東亰ザナドゥという完全新規タイトルを中心に展開していくため。軌跡シリーズよりは低く見積もっている。もちろんその予想を超えるよう頑張りたい」的な回答。というわけで、少なくとも9月までには出ない、となるとイースもあるし現実的に考えて来年は軌跡の無い年になるのかなと。

もちろん閃の軌跡のレベルにまでボリュームが膨れあがったJRPGが毎年出るとは思っていませんが、零の軌跡でコンシューマに移行して以来、那由多も含めれば毎年出ていたのが途切れることになりますね。ただ、イース・軌跡以外に柱になる作品を育てないとというのは全くその通りなので東亰ザナドゥ、期待しています。

ちなみに、「東亰ザナドゥ」ティザーサイトなどで公開されているイメージビジュアルだとまだ抽象的なイメージですが、数日後に届いた株主通信には今時のラノベっぽいテイストのキャラクター6人のイラストが掲載されていました。主人公は目つきのちょっと悪いクール系男子、ヒロインも気の強そうな感じかなぁ。どっちもスマフォ持っててキーアイテムになりそうな予感。「都市型神話アクション」で携帯端末とか、召喚系かしらん? あと背景にモノレールあるんですが東亰郊外ってこれやっぱモデルは立川市ですかね?(笑)

その他雑感

  • 「業界のことは知らないのですが」みたいな前起きで、実際ゲームの売上げは発売月に集中するといったゲームならではの商慣習を知らないで質問して近藤社長が解説、みたいなシーンがあって、ここでも「ああ、とくにゲームとか関係なく一般投資家にも広がってるんだな」と思いました。
  • 今回、取締役が期の途中で1人辞めているがリリースで発表などなかったがそういうもの?他社は出しているが、というツッコミ。「有価証券報告諸には記載している」「発表は義務ではないが、ご意見は参考にさせていただく」という返答でした。この辺、これまで平和すぎて確かに脇が甘いところはあったのかも?とか思ったり。今後どうなるのかな。
  • 近藤社長、「イース」かんで「いーしゅ」って言ってたのがちょっと可愛かった(笑)

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