エンカルタ 百科事典99

と、いうわけで、今日秋葉原で買ってきました。エンカルタには、CD-ROM版(LAOX価格で15,000円前後)と、同時発売の「エンカルタ 百科地球儀99」も入っているDVD版(同22,620円)があります。HDDにインストールするつもりだったのでどっちでも良かったのですが、「もしかしたら地球儀も使うかもなぁ」ということで、百科事典と地球儀(こちらも15,000円ほどします)を別々に買うよりはお得な、DVD版を購入しました。

HDDにフルインストールするには(って何も特別な作業はいりませんが)

会社に戻ったらさっそくインストールです。僕の場合、ノートPCを常に持ち歩き&家ではメインマシンとして使い、会社では仕事用マシンにLAN接続してファイルサーバー的に使う、という構成なので、エンカルタもデータはノートに、実行部分はノートとデスクトップ両方に置きました。以下にやり方(といっても特別なことは何もしてませんが)を載せるので、似たような環境の人は参考にしてください。

  1. エンカルタのDVD内のファイルの、「EWA」フォルダ(百科地球儀のファイル)を除いたもの全てを、ノート側の適当なフォルダにコピー(僕は"C:\ENCARTA"にしました)。ファイルサイズの総計は1.42GBです。
  2. ノート側のエンカルタのあるフォルダを共有
  3. 共有されたフォルダを、デスクトップ側でドライブ割り当てする(これは、もしかしたらしなくてもいいかも)
  4. ノート、デスクトップ両方で、EESETUP.EXEを実行し、インストール

これで、ノート、デスクトップ両方から、ノートにあるエンカルタのデータを参照することができるようになります。

ちなみに、1.42GBという大容量の半分は、ムービーなどのマルチメディア・データです。必要なければ「(データを置いたフォルダ)\ENCYC99\MM」以下のファイルは消してしまっても良いでしょう。僕はどうしようか迷ってるところですが……。
実は、HDDの容量が足りなくて、エンカルタを入れる前にプロアトラス98をアンインストールしちゃったんですよねぇ。ムービーを消せば何とかプロアトも入るのですが……。ううむ、やっぱり6.4GBじゃ足りん。IBMの10GBはまだかいな(笑)。

ファーストインプレッション、のようなもの。

で、さっそく使ってみました。起動するといきなり変なBGMと共に変なスタート画面が現われて、ちょいと辟易しましたが、これは設定で出てこないようにできました(もちろん速攻でしました)。他にもメニュー操作するたびに音を鳴らしたり、マウスを置くだけで(クリックせずに)メニューが出たりなど、デフォルトの設定はちょいとヘンなので、なるべく普通のWindowsの操作性に近付くようにカスタマイズしました。ただどうにもならないのが特殊なウィンドウのデザイン。普通のWindowsアプリっぽくないようにしたかったんだろうけど、僕に言わせてみれば「大きなお世話」です。まあ、この辺は趣味の問題でしょうけど。

検索は、メインウィンドウとは別のポップアップウィンドウで行ないます。インクリメンタルサーチがIME未確定でも効くのはさすがMSってところ。検索速度は、HDDに置いたからというのもあるのでしょうが、ほぼ一瞬です。さらに、入力した単語が見出しとして存在しなかったらそのまま全文検索に移るのですが、それすらも一瞬で終ってしまいます。いったいどういうインデックスの作り方してんだろ、すごすぎ……。ちなみに、僕のマシンはLet's note mini、CPUはMMX Pentium 166MHzと、特別ハイスペックというわけでもないです。

「ブラウズパネル」というマウスで項目を進めていく機能があるのですが、これが、単に50音順で進めるだけでなく、「今読んでいる項目と同じカテゴリの次の項目」へどんどん飛べるのが便利です。また、「ランダムな項目にジャンプする」機能があり、これは、学術研究や仕事のために辞典を使ってるわけではなく、趣味で辞書サーフィンを楽しんでる僕のような人間にはぴったりの機能で、とても気に入ってしまいました。暇つぶしにぴったりだなこりゃ(笑)。

他にも、Webから最新の情報をダウンロード、関連するWebページへのジャンプ、関連書籍のリスト表示など、いろいろおもしろい機能があるのですが、きりがないのでこのへんで。

んで、肝心の内容は……

書籍としての実績がある世界大百科事典に比べると劣るところもありますが、僕ぐらいのレベルが使うには十分だと思います。特にMS製ということもあり、コンピュータ関係は強いみたいです。「API」なんて単語を1,300文字近くも割いて解説てるのはこいつくらいでしょう。「インターネットエクスプローラ」なんてのまであったので「自社びいきか?」とか一瞬思ったのですが、ちゃんと「ネットスケープ・ナビゲーター」「モザイク」もありました(笑)。もちろんコンピュータ関係だけじゃなくて、歴史・人物なども充実してます。ただ、ムービーや音声などのマルチメディア・データが、ちょっと欧米の人物などに偏ってるかな、て印象はありました。

一日いじった感想としてはこんなところです。ま、辞典というものは自分の知らない言葉に出会ってはじめて本領を発揮するものなので、長いこと使ってみないと評価はできませんけどね。

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