DOS/Vマガジン 3/15号に体験版が付いていました。遅まきながら感想などを。
発売当時NIFTYなどで話題になっていた「終了時GDIリソースを解放しない」という件ですが、早速Windows標準アクセサリの「リソース メーター」を使ってテストしてみました。参考としてシステムリソースも計測しています。
状態 | GDI | システム |
---|---|---|
PC起動時 | 75% | 65% |
日本大百科全書起動 | 29% | 30% |
前方一致検索 | 28% | 29% |
日本大百科全書終了 | 70% | 62% |
僕のマシンだけでのテストですので断言はできませんが、どうやら問題は解消されている(あるいは初めからなかった?てことはないと思いますが)ようです。5%は漏れているようですが、このくらいInternet Explorerに比べたらかわいいもんですな(笑)。製品版を購入した方にはアップデータとか届いたりしているのでしょうか?
ウィンドウサイズの最低が800*600ってのはノートが会社以外でのメイン環境である僕にはつらいけど、一応それ以上なら自由にリサイズできますので、「世界大百科事典」よりはいくぶんマシです。もちろんエンカルタにはおよびませんが……。段組み表示しかなかったり、余計な余白が多かったりってのも、さんざん言ってますが「もちっと自分がWindowsアプリケーションだってことを意識しておくれ」ですね。まあでも、このくらいなら何とか許容範囲かな。
例の「独自開発(笑)フォント」ですが、書体としては確かに奇麗で読みやすいです。が、どうもアンチエイリアスのかかり方がいまいち(かかりすぎ?/かけ方がヘタ?)で、どうもぼやけたような印象を受けてしまいました。
本文は、横書きで段組み表示されたものが右にスクロールしていくようになっています。といってもさすがにこれをスクロールバーでずらしていく馬鹿馬鹿しさには制作側も気がついたようで、ちゃんと「一段ずつスクロールする」ためのボタンがスクロールバーの右についていました。でもそこまでするならページスクロールにしちゃえばいいのに。
せ、せめて、PageUp/PageDownでのページ送りくらいには対応してくれぇ(涙)。Ctrl+F(Windowsアプリでは「検索」に割り当てられることが多い)、Ctrl+C(同じく「コピー」)あたりも試してみたけど反応なし。そのくせ何故かF2〜F6が各種の検索に対応しているとゆー変な割り当て。もしかして学校や公共機関などでの使用を意識しているのかもしれません(全然違うかもしれません)。
あと、インテリマウスなどのホイールに対応してないのも痛いなぁ。普通のスクロールバーじゃないので「ほい〜ルン!」や「チューチューマウス(の『みんなホイール』機能)」といったユーティリティも効かないようです。インテリ野郎な僕には堪えられないかも。
これは、体験版の制限により見出し語検索と分野別検索、メディア検索しかできないので評価できませんが、できる範囲で見てみると……。
見出し語検索はそのまんまですね。エンカルタのようにインクリメンタルサーチは行ないませんが、まあ問題ないでしょう。
分野別も、エンカルタの「カテゴリー」検索とほぼ同じです。エンカルタと違って複数のカテゴリ、ジャンルを一度に選択できないのが少し気になりましたが……。
「あ」行しか見ることができないため評価はできませんが、やはり見出しの量、内容とも充実しています。てゆーかコンピュータ用語および一部の人物(主に米国人)の項目を除けば、エンカルタなどではほとんど勝負になりません。テキストだけでもウン万払う価値はあるかも……(<お、意味深な発言(笑))
ほとんどの項目の最後に執筆者名が載っているのも、だからどうってわけではないですが嬉しいです。
どうも、ついつい長く使っているエンカルタと比較する形になってしまいます。分かりにくくてすみません>非エンカルタユーザーの方々
この体験版ですが、期間限定はないようなので、興味のある方はDOS/Vマガジンのバックナンバーを取り寄せてみてはいかがでしょう(秋葉原のLAOXなどにはバックナンバーが置いてありました)。……って店頭にあるうちにこのページを再開しておけばよかったんですけど。すみません。
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