記憶更新履歴（2004年11月）

2004/11/27(Sat)

見たことのない懐かしい風景

「雲のむこう、約束の場所」を観てきました。……観終わってまず思ったのは「え、これで終わり？」だったり。いやつまらないとかいう話では全然、一欠片も、完膚無きまでに無く、「この時間がずっと続くと信じていたのに」って感じですけど。

ただまあ、今回もせっかく構築した魅力的な世界設定が個人の物語のために使い潰されるのが、「設定燃え」としては寂しかったりはして。緻密な設定をこれでもかと積み重ねて世界観に引きずり込む昨今のSFアニメに比べ、（それらと十分勝負できる設定を組みながらも）あくまで主役は風景や人、設定はツールに過ぎない……という作風であることは分かっているのですが、それならそれで、「塔」とこの世界の秘密に近づいていくことになる、なんて煽らないでほしいなぁと思ったりはします（苦笑）。これまた方向性の違いだとは思いますが、割とこぢんまりとしているというか、予告編から予想できる範囲から逸脱してはいないかなと。まあ、そういう「想像もつかないような世界」も求めるべきものではない、とは分かってはいつつも自分の嗜好／志向／指向がそっちなのでつい。

……いやまあ、そんなのは本当に無い物ねだりの些細なことでして。見るべきはそこではないよなと。で、肝心の風景であり物語であり、ですが……。あー、もう、ええ、何と言ったらいいか、無理に何か言おうとしてもしょうがないというか（苦笑）。言葉にしようとしても映像しか浮かんできません。触れ合う指とか。流れる涙とか。って観た人ならこの二つで分かっていただけると思いますが、あの辺が一番魂が震えました。タクヤのほうはマキさんに決意を語る所、その最後の台詞が好き。後はラスト直前の苦しくなるほどの喪失感。そんなところで。これだけ書いておけば思い出のよすがとする（更新履歴の目的）には十分なので以上。さてもう一度見に行くかな。

2004/11/24(Wed)

舞-HiMEにしてやられた

いやぁ、心地よく騙されましたよ舞-HiME8話。6話、7話とサブキャラ紹介編だったので「今度はこの娘かぁ、でも6話とあんまりパターン変わらんな、少しマンネリ？」とか油断していたところにグサリと。えげつないなぁ。以下、ネタバレにつきコメントアウト。

……ネタバレおわり。

まあ勿論そういうところだけじゃなくて、

主人公の覚醒に3話かける丁寧な作りとか。
とか思ってたら4話でいきなり馬鹿、ベタ、エロ話に走る切り替えの良さとか。
対テレ東規制最終兵器「パンチラが駄目なら履かなきゃいいじゃないの」とか（笑）。
勇者シリーズのセルフパロディとか。それも、HiMEの能力は使役者のイメージに左右される、という設定（が確かあったような）のおかげでちゃんと作品から浮いていない（と言うか浮いているけどそれが演出になっている）し。ヒーローものマニアがHiMEになったら確かにあんな感じでしょうねえ。

とかとか、毎回楽しいです。

いやしかし、次回（ってもう明日だけど）からのOPはどうなるんでしょうねえ……。あのままだったら切なくて見てらんない。OPと言えば日常から非日常への境目のあのカット、カグツチ召喚シーンだったんですね。むちゃくちゃかっこいい。

それはそうと、DVDの映像特典がすごいことに……。ま、負けるもんか（何が）。

秋アニメ感想その2

その2って……1ってあったっけ。あったみたいです。1カ月半前ですが……。

舞-HiME以外でリアルタイムで追っているのはげんしけんくらい。基本的には原作至上主義なので原作ものアニメはそれほど観ませんが、これに関しては「劇中劇を本当に作る」とか「着メロネタ」とか「既存作品の引用」とか、アニメだからこそできる仕掛けが多くて楽しめます。初っぱなから「劇中劇のOPから始まる」あたり、お約束が分かっているなぁと。原作も読みたくなりますが読むとアニメの楽しみが減るので封印。

ブラック・ジャックは時間帯のせいか性格が丸くなっているような。描写も幾分婉曲的ですね。……まあ、夕食時だしな（苦笑）。原作は飛び飛びでしか読んでいないのですが、まとめて読みたくなったかも。アニメは別にいいや。

ネコミミモード（いやそれ番組名じゃないし）。チェックしていませんでしたがOPが話題なので3話を観てみました。うーん、おセンスがおよろしくてございますね。まあ、ネタとして1度観れば（聴けば）十分だわ。

ついでに一応本編も。何故にドリフ演出……。あと耕平って原作だともっとぬぼーっとした2.5～3枚目奴だったような。アニメだと2枚目ですねえ。まだ原作続いているみたいですが、どうなってるんだろ。ちょっと気になるな。GUMはKaNaの打ち切り以来読んでいないので漫画喫茶ででも補完しよう。アニメは別にいいや。

後は未チェックで後悔したのが結構……。キディ・グレイドは「スペオペだから辛うじて観られた」くらいだったので、同スタッフのうた∽かたはスルーしていたのですが、そこそこ評判いいですね。神無月の巫女は「巫女さんねぇ……」とか思っていたらロボットものだったことが判明しこれまた後悔。プリンセスアワーは「ギャルゲ原作ものなんてなぁ」と思っていたけどΦなる・あぷろーちの評判がそこそこ良くて試しに観てみたらちょっと面白かった。流星戦隊ムスメットもスルーしてましたが「主役交代により番組名が流星戦隊オトメットに変更」というニュースを見て「あー、そういうバカができるアニメなんだ」と感心してみたり。

と言うわけでこの辺は途中から録っています。録ってない前半がDVDレンタルやらで補完できるのは来年3月末の予定。しかしあれですな、スルーしてた番組の共通点としては、いわゆる美少女アニメなんですよね。録るだけ録っておけばいいのに「キャラものなんて観ないもんね」とやせ我慢して結局後から気になるという。……次期からの目標としては「自分に素直になる」ということで（笑）。

そのほか最近観たり観なかったりしたアニメ

KURAU Phantom Memory: 9月の修羅場で観るのを中断していましたが少し前に再開。9話あたりからは怒濤の展開で一気に観ました。13話でちょうど一区切りでしょうか、後半が楽しみ……って、時間変更で14話録画し損ねてるし！　3月に出るDVDで補完するまでおあずけ。むぅ。
絢爛舞踏祭ザ・マーズデイブレイク: 海洋冒険活劇SFって感じでおもしろい。海中ってことで無理なオーバーテクノロジーとか出さずにロボットアクションができるし。有線でのリモートコントロールってのもリアリティがあってよいですね。毎週欠かさず観ていましたが、9月の修羅場で中断中。とりあえずKURAU観そびれた悔しさをこれ観て解消しよう。
MADLAX: 6話くらいで止まっています。話がさっぱり読めないけど、と言うか読めないから先が気になる。マーズデイブレイクの次に観る予定。
爆裂天使: 半分くらいはキャラデザが好きで観ている気がします。SF的には微妙。半分くらいで止まっています。
蒼穹のファフナー: どこかで見たような設定ばかりなのは別に気にしません。そこから話として独自の面白さが出せればいいのですから。ただ……その比較されるであろう作品群に比べデザイン全般がどうにもチープなのがねえ。司令部のつくりとか。ネーミングも捻りが足りないというか。「ブリュンヒルデシステム」って、ニーベルンゲから名前取っておいて後ろが「システム」はないだろ、とか。いやブレンヒルトならいいという話でもないのですが。まあ4話くらい観て止まっているところなので、その後どうなっているか分かりませんが。異種知性からの「あなたはそこにいますか？」という問い自体は陳腐ですが「答えると人類が滅びる！」というのは斬新でよいのでは、とか面白そうな要素もあるので暇が出来たら観る予定。ガンダムSEEDと主人公のキャラデザが完璧にかぶっていますが、あれですが、「ツバサ」で言うところの「違うけど魂が同じモノ」でしょうか（苦笑）。
せんせいのお時間: 始めは面白かったけどキャラが一通り出そろったら、毎回結局やっていることが同じで飽きました。「良い子悪い子普通の子」みたい。半分くらい観たところで削除。
なるたる: 話はおもしろそうだったけど例によってアニメで観る必要は感じず。いつか原作読もうっと。削除。
MEZZO: 3話のヤシガニ・ショックのトラウマから抜け出せず、その後もちょこちょこ観たけど結局削除。1話2話はすごかったのですが……。梅津監督にはOVAか映画でがんばってほしいです。
この醜くも美しい世界: 1話は録画できたのですが、2話からはできず。うちのCATVではデジタル放送のアナログ再配信は、専用端末を通さないと写らない模様。そこそこ先が気になる話だったのでDVDレンタルあたりで補完したいところ。

……どの辺が「最近」？

NAS増設

そんな感じで録画したアニメを保管したり削除したりしていましたが、とうとうNAS（HDL-160U）が溢れました。WMVに変換して容量を稼ぐ作戦も、結局「恋風」でしかやっていません。消さなかったものはどれもMPEG2で残しておきたいものばっかりで。

NASにUSBの外付けHDDを増設しようかと思ったのですが……増設HDDにはHDDスリープ機能が効かないのですね。非動作時は無音でないと困るし、常時回転では寿命も縮まりそう。もう1台買うしか無いか……。

TeraStationでも買えば当分容量に困らないでしょうけど、これはどうやったって無音動作なんて無理だろうなあ。と言うわけでLogitecのLHD-LAN300を。今のと同じLANDISKの300GBモデルでもよかったのですが、せっかくだから使ったことがないメーカーのものにしてみました。

導入ツールでネットワーク上のNASを検出して、設定はWebブラウザからという定番パターン。既定の共有フォルダ名（public）が変更できないという制限にぶつかってげんなり。名前付けについて5分くらい悩んだ後、別に「TV」という共有フォルダを作ってアクセス権を設定し、publicのことは忘れることにしました。共用しないのにpublicなんて名前を付けたくはないやい。

FTPでのアクセスも可能。LANDISKでは特定のフォルダだけが対象で、アクセス制限も「ダウンロードのみのanonymous」か「特定の1ユーザーのみフルアクセス」の二択でしたが、LHD-LAN300では共有フォルダ、ユーザー権限ともに設定が引き継がれるようです。まあ、テレビの録画ファイルに外からアクセスする必要はないので使いませんが。ちなみに、説明書にはMacからは読み取りしかできない、と書いてありました。FTPなのにそんなことってあるのかしら。

それにしても、100GB埋まるのに1年半か……。今度の300GBが埋まる頃にはまた3倍くらいの容量のファンレス仕様のNASが出ているはず……たぶん。

アニメ関係で参考になるページ

【対策】深夜アニメ放映時間の変更と重複【関東】テンプレサイト: 深夜アニメの放送時間変更を調べて毎日更新してくれている有り難いサイト。おかげで録り逃しが無くなりました。……うっかり予定変更しそびれたこの前のKURAU以外は（涙）。
新作アニメ・特撮情報: 新番組のチェックはだいたいここで。

雑多メモ

洞窟物語: 「いかちゃん」の作者の新作。いかちゃんのような独特の操作性ではなくオーソドックスなRPG風アクションですが、テンポの良い展開や絶妙な難易度バランス、PSGっぽいBGMは健在。一応テスト版ですが最後までプレイできるようです。とりあえず途中までプレイ。
Nomltest: たぶんエンドレスのスコアアタック系の弾幕STG。PSGなBGMが心地よくてつい続けてしまう。
Torus Trooper: 3Dのコースを疾走するSTG。STGと言うよりレースゲーム？　5,000km/hを超えたあたりからトリップしますな……へたっぴなので滅多にそこまで行かないのが残念ですが。
IrK: 横スクロール弾幕STG。二種類の副武装の組み合わせで強力な武装になったりとか、武装によりボムも別物になったりとか、私好みのシステム。作者自身もあとがきで触れている東方に加えて、設定や台詞回しにはRAY-KUDRYAVKA heXaの影響もありそうなんですが、どうなんだろ。完成＝ストーリーの完結に期待。
【コラム】自作パーツ実験室第4回 Pentium MでPCを黙らせよう(1) (MYCOM PC WEB): Pentium MマザーじゃNCU-2000使えないよなあ、なんて書いたら霧島さんから教えていただきました。第5回でPentium 4用クーラーの取り付け、第6回でその方法を利用してNCU-2000とファンレス電源でファンレス化していますね。素晴らしい。ファンレスのGeForce 6800搭載カードなんてのもあったんですね。
ITmedia PCUPdate：DVI入出力に対応した2／4台用PC切り換え器──コレガ: Macも対応。これで会社のディスプレイを液晶に変えても問題なし……って、結局購入計画は頓挫していますが。後は愛用キーボードがUSB非対応なのがネック。USB変換器経由での動作報告もあるからこれを使えば大丈夫かな。
Windows XP Media Center Edition 2005 : イベント: 土曜日か。行ってみようかしら。最近、休日に外出するのは少し億劫ですが（おい）。「雲のむこう、約束の場所」も早く見に行かないとライズエックス（狭い）での上映に切り替わっちゃうし。
写真で見るDELL Axim X50vその1: 多方向からのアップの写真が多く、とても参考になりました。質感、悪くなさそう。触ってみたいなあ。
おこげ　備長炭でうまみ凝縮 : 甘味主義 : ワイン＆グルメ : YOMIURI ON-LINE （読売新聞）: おこげには目がないのです。ネットで注文できたので買ってみました。……うーん、まあまあかな。煎餅はもっと硬くないと。味ももっと全体的に焦げ醤油っぽい渋めなのを期待していましたが、端っこが少し焦げている以外はコンビニでも売られていそうな普通の煎餅。

2004/11/19(Fri)

こんなことしてるから時間がないんだ。

スピーカーのセッティング

それは9月末、仕事も一段落したのでそろそろコミケ戦果のアップをしようかと東方音樂アレンジCDを聞いているときのことでした。

ちょっと隣の部屋の家族共用パソコンでする作業があったので、CDを持って行きBGMにしたところ、久々に聞いた以前使っていたコンポの音が、春に買ったスピーカー、SC-A555SAより低音のメリハリがあるように、また高音がクリアに聞こえてしまってちょっとショック。まあ、旧コンポの音はいかにも若者向けな、所謂ドンシャリという奴なので全体的なバランスではSC-A555SAの方が上なのですが、と言うかそうじゃないと困るのですが（苦笑）。音量を絞って聞いているときは全体的にクリアなのですが、音量を上げると低音が響きすぎる。ボワボワと床まで鳴っているような感じになってしまうのです。

で、これ、スピーカーの性能というよりはセッティングが悪いんじゃないかなあと思いまして。旧コンポのスピーカーは出窓に置いていますが、SC-A555SAは床に直置きです。これがいかんのではないかと。

どう調べたかは忘れちゃいましたが、Google様にいろいろ訊いてみたら、世の中インシュレータという物があるようですね。それとスピーカーの高さは、ツイーターが耳の位置に来るくらいが理想という話も。と言うことはある程度高さを稼がねばならんか。リスニング環境は炬燵に座椅子なのでスピーカースタンドを使うと今度は高すぎるのですが。

そんなにお金をかけたくないので、スピーカー台は煉瓦とか御影石とか、近所のホームセンターで手に入るようなもので済ませられないかなあ、と物色。ちょうどよい大きさの御影石のプレートがあったのですが、厚さが2cmと高さを稼げない（理想は15cm前後）のでパス。6cm×10cm×20cmの煉瓦を4つ買って、2つで1台のスピーカーを支えることにしました。高さ6cmだとまだ足りないのですが、他に適当なものがないのでまずは効果が出るかのトライアルということで。

インシュレータは市販品を使うのがよかろうということで、これまたGoogle様にこういった物を扱っている店を訊いてみて、お茶の水のaudio unionに。こういうのってピンキリなんだろうなあ、という予想の通り、4個一組で下は100円、上は6万円までありました。あまり高い物を買ってもしょうがないので、高くてもスピーカー2台分で3,000円くらいまでかな、ということで物色。

AT6099: 真鍮と防振ゴムの4層ハイブリッド。6個で3,000円強。メーカー曰く明確な定位と伸びる高域厚みのある低域を実現。
AT6089FT: フェルトと真鍮の2層。8個で約2,000円。やわらかい音色と広がりのある音像だそうで。
AT6089CK: AT6089FTの下がコルクのバージョン。曰く、明るい音色とはっきりした音像。
QB-3: アフリカコクタンのウッドブロック。1セット4個1,980円。3点支持するにしてもスピーカー2台に使うには2セット必要。

どれもそれらしい売り文句があって、「物によってそんなに変わる物なのか？」と思いつつも迷ってしまいます。……迷った末結局全部買ってみたり（おい）。いや、本当にインシュレータによって音が変わるものなのか、試してみたかったので。後はウッドブロックにがたつきが出たときのためにスポンジゴム製のスペーサー（GS-2）も購入。

早速帰宅して、まずはフローリングの床の上に煉瓦を置いたのですが、この時点でまず軽く躓きました。園芸用の煉瓦なんて、そんなにちゃんとした平面になっていないわけで……がたつきまくり。ゴムのスペーサーで補正しましたが、本当はよくないんだろうなあ。

その上にインシュレータを置いてスピーカーを3点支持。その時はまっていた（って未だにはまってて毎日聴いてるのですが）「シンデレラケージ～Kagome-Kagome」（東方永夜抄）を聴いてみたら……。ちょっとびっくりするくらい変わっちゃいました。低音のこもりが無くなって、高音もさらにクリアになったような。と言うか今までが、セッティング的に悪すぎたということなんでしょうけど。ただ少し、ドラムなどの重低音が強すぎるかなという気がします。今までのこもった感じとは違い明るく弾む音なので不快ではないのですけどね。同じく東方永夜抄より時代を超えて甦った名曲「恋色マスタースパーク」を聴いたところ、こんなにメリハリの利いたバスドラが鳴ってたんだ……って感じ。

始めに試したのはAT6099だったのですが、他にも試してみました。まず一番違いそうなウッドブロックのQB-3。これは失敗かなあ。再び中音域がこもりがちに。フェルトのAT6089FTも若干その傾向。コルクのAT6089CKはよりクリアで、ただしその分全体的に音が軽い感じに。これかAT6099かで迷ったのですが、低音がズンと響く感じが気に入ったのでとりあえずAT6099にしました。

いやあ、いつもならプラシーボ？とか思うわけですが、これに関してはブラインドテストしても当てる自信があります。本当に変わるものなんですねえ。

――で、何か変なスイッチが入っちゃったっぽいです（苦笑）。

何の因果かオーディオはまり道

とりあえずそれなりに効果があることが分かったので、スピーカーの台になるものをちゃんと買おうかなと。煉瓦では高さも足りないし、がたつきをスペーサーで抑えている状態ではあまりよくなさそうですし。

……という程度の理由で「その手」の情報を調べ出したら、どこで道を踏み外したのかあれやこれやと欲しいものが……。ここ1カ月半、プライベートの時間はぼぼ情報収集に追われていました。えーっと、コミケ戦果のまとめは何処に行ったのでしょうか。所謂手段の目的化がまさに今、ここに。

2chのオーディオ関係スレを読みまくり何はともあれ右も左も分からないど素人なので、とにかく情報を集めようかなと。と言うわけで2ちゃんねるのAV板、ピュアオーディオ板、自作板で関連スレを読みまくり。一方ではオーディオ、AV系の雑誌を片っ端から買ってみました。どちらも、それだけで購入判断できるほどの情報が得られるとは思っていませんが、個人媒体と商業媒体、それぞれの極北を概観することで、「オーディオ好き界隈」の全体的な雰囲気のようなものが掴めるんじゃないかな、とかなんとか。結局2ちゃんは40～50スレくらい読んだでしょうか……ほぼ1カ月こればっかりやっていた、というのも思い返すと微妙にアレですが（苦笑）。

雑誌は以下のものを、興味のあるところだけ読みました。もし今後も雑誌を読むとしたらどれにするか、という選定も兼ねています。

AV REVIEW（音元出版／月刊）: AV誌のため当然オーディオだけでなくビジュアル関係の記事、レビューも多く、その意味ではコストパフォーマンス悪し。ホームシアターとかDVDレコーダーとか興味無いですし。扱っている製品のクラスは自分に合っていると思う。音質傾向とかがチャート化してあるので（信憑性はともかく）分かりやすい。
HiVi（ステレオサウンド／月刊）: AV REVIEWの対抗誌といった位置付けなのでしょうか。AV REVIEW以上に読むところが無い。企画広告っぽい作りの記事が多い気がします。
A&Vヴィレッジ（コスモヴィレッジ／隔月刊）: 「A&V」という雑誌名だけどちょっとオーディオ寄りっぽい。たまたま買った号がそうだっただけかもしれませんが。版元はどうもローカルメールオーダーという通販が本業らしく、誌面連動と言えば聞こえはいいですが、制作者が自分のところの製品解説して、ご購入はエンゼルポケット（ローカルメールオーダーの秋葉原ショールーム）でどうぞ、というパターンの多さには若干閉口。あといきなり健康食品の記事があったりして……これも通販で扱っているかららしく。末尾40ページくらいが通販カタログってのもアレだ。NGワード「マイナスイオン」も登場しちゃってるし……。; パソコンAVの記事がまとまっていくつかあるのだけど、「最近ではマルチメディアという言葉が流行っています」とかいう出だしに頭を抱えてみたり（苦笑）。そんな中、本田雅一さんのWindows Media Center Edition 2005の記事があって、驚きつつも安心しました。PC系のメディアでは触れていない、画質面に重点を置いた記事になっていて流石だなあと思ってみたり。
stereo（音楽之友社／月刊）: この辺からピュアオーディオ誌ってことになるのでしょうか。カラーページから「昔の雑誌のにおい」がします。もしやと思って奥付を見てみたら――やっぱり写植か。なんか久々に見たなあ。ちょうど秋のオーディオショウの特集だったのですが、写真も豊富で分かりやすくまとまっていて参考になりました。扱っている製品のクラスも、上はやはり100万超えのハイエンドですが、ローエンドもちゃんと拾っています。真空管とかレコードカートリッジとか興味の無いアナログ関係にそこそこページが割かれてしまっているのは仕方ないか。
無線と実験（誠文堂新光社／月刊）: 「オーディオ総合月刊誌」と書いてあったので一応買いましたが、オーディオ「自作」系でした。市販品のレビューにも「筆者推定の回路図」とか載ってるし……。すみません、来るところ間違えました（苦笑）。冒頭でいきなり（同じ号にも掲載されている）広告の売り文句にケチを付ける所から始まる製品レビューとか、硬派っぷりには惚れました。
Audio Accessory（音元出版／季刊）: 季刊誌なので分厚い。インシュレータやユニバーサルプレイーやの記事など個人的にタイムリーなネタも多く、比較的読めるところが多かったです。
Stereo Sound（ステレオサウンド／季刊）: 究極のハイエンド・オーディオ誌だったのか……。どうりで、掲載されている製品で100万円以下のものを滅多に見かけないわけだ。すみませんこれも間違えて買いました（苦笑）。ハーベス代表のインタビューは面白かったですが。
ステレオのすべて 2004（音楽之友社／ムック）: 薄いけど製品レビュー中心でハイエンド偏向でもないので、読めるところは多いかな。ポエム度（後述）がちょっと高いしほとんど1色ページなのであまり参考にはなりませんが。

もともと、評価を知りたいと言うよりは根本的に足りていない商品知識を補うために読んだのですが、それにしてもやっぱり、レビューを読んでも何が何だかさっぱりです（苦笑）。オーディオというどうしても抽象的、主観的になりがちなテーマなのである程度は仕方ないとは思いますが。「音の抜け」「開放感」「明るさ」「暖かみ」「前に出る感じ」……あたりは何となく分かるし、言語にできない音の印象を何とか伝えよう、という意図が感じられてまだ好感が持てるのですが、「歌い手が若返る」「キュートな肌合い」「パステルカラーの絹布で曲全体を暖かく包んでくれたような」「プロポーションのいいバレリーナのような音」って……「ポエムかよっ！」とか思ってしまいます。いや面白いのでいいんですけど。オーディオ評論家ってのは詩人の才能も要るのかしらとか思ったり。オーディオ雑誌を一通り読んだ後改めて「オーディオ評論」はなぜ滅びたか？を読み直すと、リアリティがあって更に楽しめます（苦笑）。

こういう詩的な文章の割合（ポエム度）は、やはりハイエンド系になればなるほど上がりますね。後はライターの年齢にも比例するかも……。

とりあえずこの中で定期的に読む物を決めるとしたら、私の欲しい情報に対して過不足なく（いや、「過」は若干あるかもしれませんが）、ポエム度も比較的低いAudio Accessoryかなあ。情報を得る頻度としては季刊くらいで十分ですし。

買うかもしれないAV関連製品メモ

どこかでまとめておかないといつまでも収拾がつかないので、まとめておこうかなと。

スピーカー用オーディオボードまたはスピーカーベース（本当に買う率 99%）

元々はこれの情報だけ入手するつもりだったんだよなあ……。どこで間違ってしまったのか。

将来のスピーカー買い換えも見越してサイズは若干余裕があるものにしたいところ……ってSC-A555SA買ったときはほとんど一生物のつもりだったような。

高さを出すのが目的なので、高くても6cm程度の市販のオーディオボードで適合するものはなさそう。オーダーメイド中心になるか。

てづくり応援隊: メープル集成材によるオーディオボードのオーダーメイド。塗装はウレタン塗装（表面に膜ができてあまりよくない、らしい）のほか、含浸性のオスモ塗装も選べる。厚さが何cmまで頼めるのかは不明。ここで作ってもらったら反りが出た、という報告もありましたが、ある程度の厚みがないと仕方ないという意見も。
創伸: 各種木材によるオーディオボードのオーダーメイド。ハードメープルもあり。形や角の仕上げ、塗装色など細かい所まで指定できますが、塗装はウレタン塗装のみ。惜しい……。無塗装で注文して自分でオスモ塗装したという人も居ましたが。厚みは10cmまで指定可能。
オーディオムカイ: 御影石のオーディオボードの販売。サイズはいろいろ。背の高いスピーカー台として使うなら20cm×40cm×12cmというのがちょうどよさそう。このサイズだと黒御影石は無いのでグレー系の御影石になるわけですが……木目調中心の部屋では浮くかも。と言うか、ぶっちゃけ墓石。
石専門店.com: 石を選んでオーディオボードをオーダーメイド可能。厚さの制限は書いていませんが、FAQを読む限りでは15cmくらいまでは行けそう。マロン・ガイバーやダコタ・マホガニーのような茶系の色の御影石を使えばスピーカーにも合うかな。サンプル石も販売、成約時は2,000円までは料金負担なし。
HAMILEX SD-7028: 石のブロックによるスピーカーベース。今の煉瓦のように前後に1個ずつ配置するとちょうどよいかな。幅8cmで高さ15cmとなると、少し安定性に不安がありますが……。
TAOC 300DL/300DH: 2台一組で使うハイカーボン鋳鉄製のスピーカーベース。高さは14cmまたは20cmとちょうどよさそう。小型ブックシェルフにはちょっと横幅が大きすぎますが……。

木か御影石かが悩み所。御影石はキンキンと独特な付帯音が乗るとか、厚すぎると低音が出にくくなるという意見も。イメージ的には確かにそうですが……。フェルトやゴムのシートを下に敷くといいなんて話もありました。値段は石のほうが安いのかな。

インシュレータ（本当に買う率 50%）

スピーカー台を変えても重低音が若干強過ぎな傾向が変わらないようなら、もう少し試してみたいかも。スピーカー1台につき1万円前後が限度かな。

Audio Replas OPT-1S／OPT-30HGシリーズ: 石英ガラスのインシュレータ。サイズはいろいろ。HGシリーズは高いけど、それ以外なら何とか手が届く範囲か……。
Audio Replas HRI-5005: 超高分子ポリマー製のインシュレータ。よく分からないけど何だか強そうだ。
KRIPTON IS-300ti／IS-30ti: チタン製のインシュレータ。スピーカーに使うならIS-30tiがよさそう。3個入りなら1万ちょっと。
KRIPTON KA-2505/KA-2503: 制振合金BLACK METALとやらを使ったインシュレータ。金属でありながらゴム並みの制振力が云々。
ローゼンクランツ PB-DADDY: 1個2万円……「1セット」ではなく「1個」。3点支持なら6万円ってスピーカーより高いし！　ネタとしてメモしただけで絶対買いません。
ローゼンクランツ PB-BABY（E）II: こっちなら価格的には手が届くかな。素材はシリコン入り真鍮。しかし「波動コントロール」って胡散臭いよなあ（笑）。
ローゼンクランツ PB-BABY/A: こちらはシリコン無しの真鍮。
ACOUSTIC REVIVE DBP-3: ローゼンクランツのPB-DADDYと同様の、金属のスパイク＋スパイク受けの組み合わせでですが、こちらは価格的には1/5以下。3個組みで1万以下なら手が出せる範囲かな。
ACOUSTIC REVIVE CP-4: 厚さ2mmのゴム系インシュレータ。オーディオボードのがたつき防止に使えそう。DBP-3にも同じものが付いてくるので組み合わせて使えるようです。
TAOC TITE-25SP: グラデーション鋳鉄製のインシュレータ。8個一組で8,800円と比較的安いあくまで比較的。
山本音響工芸 PB-11/PB-12: 桜材のウッドブロック状に黒檀のピンをはめ込むスピーカーベース。木製のインシュレータは経験上（って少ない経験ですが）あまりよい印象はありませんが。高さを稼ぐにはよさそう。
住友3M クリアバンポン: 特殊ポリウレタン素材のクッション材。東急ハンズ等で売られているらしい。当然オーディオ用ではありませんがそこそこ評判はいい。数百円だから簡単に試せるのもいいですね。スピーカーよりはオーディオボードと床の間にスペーサーとして置くのに適しているかな。
the j1 project IDS COMPOSIT: 具体的な素材名は書いていないけど多分硬質ゴム系のインシュレータ。サイズはいろいろ。ゴム系の素材をスピーカーの下に引くのあまりよくなさそうですが。クリアバンポン同様オーディオボードと床の間に置くのによさそう。
ビッグウエーブカーボンインシュレーター: スピーカーに使うならMサイズ（27mm四方）あたりがちょうどよいかな。薄いのでオーディオボードと床の間にLサイズ（77mm四方）を置くのもありか。
和気産業耐震GELクッション: 全然オーディオ用じゃないですが、いかにも安定しそうではあります。これもオーディオボードの下の候補として。
Auralex MOPAD: モニタースピーカー用アイソレーションパッド。リスニング用とはちょっと系統が違うか……。
オーディオムカイ: さまざまなサイズの水晶のインシュレータを販売。円柱形の直径、高さ2cmの3個組の物（S20203）が比較的手頃かな。

それにしてもインシュレータって、ほかのオーディオアクセサリーにも増して得体の知れないと言うか、キワモノ或いはオカルトっぽい雰囲気のあるアイテムだなぁと思います。作っているのも、横文字の由緒ありそうなブランド名から海外メーカーかな、と思ったら「町の発明家」みたいな小規模な企業だったりするし。「ローゼンクランツ」なんて絶対ドイツのメーカーだと思ってたのに、どうもサイトを見る限りではオーディオショップの親父の道楽半分、てノリなんですけど（苦笑）。

大型のものや、電子部品が絡むものに比べて、アイディア一発勝負、という感じで比較的手を出しやすいんでしょうねえ。でもさすがに備前焼でインシュレータ作って6個2万円弱で売るのはアレだなあ。止めはマイナスイオン出すタイプ（3万）。

ブックシェルフ型スピーカー（本当に買う率5%：ただし1年ごとに10%増加）

SC-A555SA買ったときは、「長く使うつもりだから」と思い切ってペアで7万出した……はずだったのに、ふと気が付くと「ペア20万くらいのエントリークラスが狙い目かなー」とかと考えていたりする。絶対周囲に流されてるって（苦笑）。ただ、今のスピーカーに特別不満があるわけでもないし、こういうのは好みの問題だから高いものを買えば今よりよくなるというものでもない（むしろ逆もあり得る）というのが怖いところで。

まあ、さすがに当分は買わないでしょうけど、機会があるたびにオーディオショーや店頭で視聴などをしてはみようかな、くらいのつもりで。

気になるスピーカーは多すぎるのでとりあえず製品名だけメモ。

Bower & Wilkins Nautilus 805（割と本命）
Bower & Wilkins 705（これ買うくらいならやっぱりN805か……）
DALI HELICON 300（ペア40万は予算オーバーですが……）
DENON SC-A77XG（今のスピーカーの音が嫌いじゃないんだから同メーカーの上位機を狙うというのは一つの手ではある）
DALI Royal Menuet II
DALI Euphonia RS3
Sonus faber Concerto Home
Sonus faber Concertino Home
JM lab Cobalt 806 S
JM lab Electra 906
TANNOY FUSION 2
TANNOY SENSYS DC1
Harbeth HL Compact 7 ES-2
infinity BT-20
inity kappa 200
Monitor Audio Gold Reference 10
Monitor Audio Silver Studio 1
Victor SX-500DE
Victor SX-WD5（ウッドコーンの音は一度聴いてみたい）
Victor SX-WD8
KEF Q compact（小さすぎるか……？）
KEF Q1
KEF XQ one
ONKYO D-77MRX
spendor S3e
Dynaudio Audience 52SE
Dynaudio Acoustics BM6（ってこれはスタジオモニター用か……）
ACCURATE SOUND WAVE GENIUS 100
Westlake Audio Lc4.75F
Westlake Audio Lc5.75F
Westlake Audio Lc6.75F
Magnat Vintage 110
Magnat Vintage 410
Magnat Vintage 610
BOSE 464（うちの部屋にはでかすぎ？）
NHT SB3
ELAC BS 203.2
ELAC CL 330.2 JET
Acustik-Lab Stella MELODY
Acustik-Lab Stella HARMONY
ALR/JORDAN Entry M
ALR/JORDAN NOTE 3i
PIEGA C 2
PIEGA P4 XS MKII
QUAD MODEL11
Aurum Cantus Leisure 3 SE
PMC DB1+
PMC TB2+
ONIX REFERENCE 1 Mk2
AERIAL ACOUSTICS Model 5B Loudspeaker
Pioneer S-A77BS
LINN KATAN
Audiopro BRAVO FX-01
VIENNA ACOUSTICS Model S-1
VIENNA ACOUSTICS Model V-1
JBL S400
JBL 4312D

試聴したいけど、今のところ全然買う気が無いのにお店の人に頼んで試聴させてもらうのは気が引けるので、最近は赤の他人の試聴に便乗しています（おい）。秋葉原に行ったときは石丸電気本店、新宿ならヨドバシのマルチメディア館あたりに寄るようにして、ちょうどたまたま気になるスピーカーを試聴している人が居たら、別の物を物色するふりをしつつ周辺をうろついてみたり。

この前も石丸に行ったら……店員さんと、顔なじみっぽいお客さんがB&Wの805の試聴していました。お客さんのほうも「お客さんが云々」と言っていたので、CD屋か喫茶店か何かのオーナーなのかしらとか勝手に想像。

海外のPOPSやら日本のHIP-HOPやら、まあ普段は聴かないようなのがかかってましたが、それでもやっぱりいい音だと分かっちゃう。欲しいなあ……って、近寄って気付いたけどこれ、805は805でもNautilusじゃなくてSignatureじゃんか！　40万は出せない……。聴くんじゃなかった（苦笑）。

で、「やっぱり女声向きだよねー、女声だとこんなサンプルもあるんですよ。声優ですけど」と言いながらCDをかけるお客さん。え、このイントロは……。十兵衛ちゃん2？40万のスピーカーで堀江由衣!?

特別ファンって訳でもないですが思わず聞き入ってしまいました（笑）。その後Nautilus 805でも試聴していましたがこっちもいいなあ。

ユニバーサルプレイヤー（本当に買う率 20%→諸事情により85%）

今使っているのはDVD/LDプレイヤーのDVL-9ですが、DVDに関しては初期世代ということで機能的にも不満があるし、コンポーネント出力なんて当然のように非搭載。さらに駆動音が結構大きいのでそろそろ買い換えたいな、と思っていたのでした。LDソフトもこの際まとめて処分して……。

今から買い換えるなら、DVD-AudioやSACDにも対応しているユニバーサル型がよさそう。これらのメディアでアニメやゲームのサントラ系が出ることはほとんど無いでしょうけど（エヴァのサントラを契機に増えてくれるとよいですが）、「そこそこ音の良いCD/DVDプレイヤー」として買うのはありかなと。

ここまで引っ張ったんだからどうせならもう1年ほど待ってHD DVD対応機を買うか、とも考えたのですが、どうせ出始めはソフトも無いし、ハードもトラブルとかありそうなので、3年後くらいの買い換えを前提に、今のうちに中級機を買っておくのもアリか。

……なんて悩んでいたら、DVL-9でのCD再生で音飛びや中断が発生するようになりました。レンズクリーニングしても駄目。うーん、できすぎてる。

DVD-2910: 今のところ本命かなあ。SACDをデジタルで出力したいならDENON LINKやIEEE1394が付いている上位機種のDVD-3910ですが、当分SACDは関係なさそうだし。3年で買い換えるつもりなら2910で十分かな。意味があるかどうかは微妙ですがHDCDも対応。ゲームやアニメのサントラで、HDCDロゴの付いていない「隠れHDCD」は結構多いそうなので、これはそこそこアドバンテージかも。
DV6500: 映像のDACのスペックはDVD-2910よりかなり劣ります。やっぱり2910でいいか。
DV-SP502(N): スペック的なメリットはとくになし。強いて言えば薄くて安い。
DVD-S1500: 音楽CDのアップサンプリング再生ってどうなんだろ。音楽CDのより原音に忠実な高音質再生が可能ってのは何か違う気もしますが。

やっぱりDVD-2910で決まりかなあ。石丸でちょっといじった限りでは操作性も問題なさそう。

AV機器用オーディオボード（本当に買う率 50%）

AVアンプやDVDプレイヤーはエレクターで組んだラックの上のほうに置いているのですが、やはり若干安定しません。特に一番上に置いているDVDプレイヤーは、ボタン操作しただけで揺れてしまったり。

アンプはともかく、DVDプレイヤーが振動するのはよくないよなあ。こういうのも、下にオーディオボードを置くと安定するのかしらん。

60cm×45cmのワイヤーシェルフ上に置くので、サイズは45～50cm×40cmくらいが適当かな。そうなると意外と合うサイズのものは少ないです。

サウンド・ハンター SHP-35
Black Diamond Racing THE SHELF 482×380mm（こんな高いのを買う気はないけど）
RASK U1LOW-III

よくよく考えたら、ワイヤーシェルフだから安定性が悪い、ということならシェルフ自体をウッドシェルフにするという手もあるんだよなあ。

サウンドカード／オーディオカード（本当に買う率 90%）

そもそも最近私が一番よく聴いている音楽は東方なわけで、となると、オーディオ環境をグレードアップするなら当然PCからの出力も良くしたくなるのです。今はマザーボードのオンボードですが、やはり音量を上げるとホワイトノイズが気になりますし。って明らかに分かるのは無音時くらいなので、気になるのは曲間や、ゲームやアニメのBGMが途切れるシーンなどですけどね。

選定条件はこんなところかな。

S/PDIFデジタル出力（基本的にデジタルで繋ぐつもり）必須。
MME、WDM、DirectSound対応必須。FPSは全くプレイしないのでEAXとかDirectSound 3Dのような3Dサラウンド機能は必要ありませんが。
デジタル端子は光のほうが手軽ですが、同軸のほうが音がよいなんて話もあるので（デジタルなのに本当かよ、と思いつつ、SONYのアンプの説明書でも同軸が推奨されていたとか何とか）できれば両方あるもので試してみたい。
アナログ入力から取り込んだSC-88 Pro（ゲームのBGM等）の音をPC内部の音（同じくSE等）と混ぜてアンプに出力したいので、アナログインプットからの入力を内部でミキシングしてデジタルアウトできるもの。まあ、無理ならSC-88 ProでMIDIを鳴らしたいときだけ、サウンドカードの音もアナログで出してミキサー（Roland MX-5）でミキシングする（今と同じ）ので必須ではありませんが。
できればWindows 98 Second Editionにも対応したもの。無理ならWindows 98環境ではオンボードサウンドを使えばいいので必須ではありませんが。
MIDI OUTがあるとSC-88 Proを繋げられて便利。今のシリアル接続でもさほど困ってはいませんが。
デジタルで出力するつもりなので、DACの性能やアナログ出力回路の質などがよくてもさほど意味はないかも。
入出力端子がPCIスロット直接ではなく、ブレイクアウトケーブル上にあるものは敬遠したい。とくにアナログの場合はなるべく余計な接点を経由しない方がよいのではないかと……思いこみかもしれませんが。

AUDIOTRAK Prodigy 192 SP／Ego Systems（光出力＝有／同軸出力＝有／アナログ入力＝ステレオミニ／MIDI＝増設カード上／Win98SE＝対応）: 必要な端子は一通り揃っていて、評判も悪くない。一時期ドライバが不安定だったようですが（サスペンドからの復帰でフリーズ、高負荷でノイズ）、10月のバージョンアップで安定したらしい。……と思ったらノイズに関しては未だに報告あり（主にVE版のほうだけど）。MIDI I/Oを使う場合はPCI 2スロット消費。（レビュー1 レビュー2 レビュー3）
SE-150PCI／ONKYO（光出力＝有／同軸出力＝無／アナログ入力＝RCA：ブレイクアウト／MIDI＝無／Win98SE＝非対応）: アナログ2ch出力の回路にこだわって云々、だそうですがデジタル出力で使うつもりなのであんまり関係ないか。それよりアナログ入力がブレイクアウトケーブル経由なのが気になります。御託が並べてある割にはレビューによるとVIAのリファレンスドライバそのままだったりするあたりが微妙。アナログ入力にDCオフセットが乗っているのは試作機のためか、とありますが、製品買った人の計測によるとやっぱり載っているようですね。アナログ入力を使うなら避けた方が無難か。
ESI Juli@／Ego Systems（光出力＝有／同軸出力＝ブレイクアウト／アナログ入力＝RCA／MIDI＝ブレイクアウト／Win98SE＝対応）: Prodigy 192と同じEgo Systems製品ですが、こちらは音楽製作用のオーディオカードに分類されるものかな。でもS/PDIFでDolby DigitalやDTSの出力に対応していたりして、ある程度コンシューマ用途も考えられているっぽい。光デジタルの出力が良いという評価があったので気になったり。後はアナログ入力でRCAが使えたり、PCI 1スロットでMIDI I/Oが使えたり。……むむ、私の用途にはこれがぴったりか？　と思ったら現状ではアナログ入力をミキシングしてデジタル出力でず、ドライバ開発中とのこと。（レビュー1 レビュー2 レビュー3 レビュー4 レビュー5）
Creative Professional E-MU 0404／Creative（光出力＝有／同軸出力＝有／アナログ入力＝RCA／MIDI＝有：全てブレイクアウト／Win98SE＝非対応）: そこそこ低価格の割には音がよいという評判。必要な端子は全て揃っていますが、全てブレイクアウトケーブル経由というのが気になるところ。（レビュー1 レビュー2）
Creative Professional E-MU 1212M／Creative（光出力＝有／同軸出力＝有／アナログ入力＝TRS／MIDI＝有／Win98SE＝非対応）: PCI 2スロット使用。ここまで来ると完全に音楽制作用のカードで、聴くだけの奴が手を出すのは分不相応という気がしてしまいます。アナログ入出力がTRSバランスドのみ、対応OSがWindows XP/2000のみということで、WAVEのデジタル出力用と割り切って、SC-88 Proを繋ぐ場合やWindows 98で使う場合はオンボードで、という使い分が必要。……うーん、手を出さないのが無難か。ソフマップChicago館にも「オーディオカードです。高音質ですがゲームなどの一般用途には向きません。サウンドカードとは違うのだよ、サウンドカードとは！」とか書いたPOPが付いてたしなあ。（レビュー）
DELTA Audiophile 2496／M-AUDIO（光出力＝無／同軸出力＝ブレイクアウト／アナログ入力＝RCA／MIDI＝ブレイクアウト／Win98SE＝非対応）: これもほぼプロ用メーカーの、でも比較的コンシューマ寄りのエントリーモデル。RCAのアナログ入力がPCIカード上に直接あるのはこれとJuli@くらいなので結構貴重。アウトレットショップで買えばE-MU 0404やProdigy 192 SPと同程度に安い。後継と言えるAudiophile 192が出ましたが、対応ドライバ規格の表記にMMEとDirectSoundが無いのでパス。

どれも一長一短、これという決定版が無くて困ります。最近はマルチチャンネルが流行ってるせいで、コネクタ数に限りがあるPCIカードでは何かを切り捨てることになってしまうのですね。アナログ入力のデジタルモニタができればJuli@で決まりだったのですが……。ドライバで対応されることを期待しつつ現状はミキサーを使うか、それとも「現状でそれができる」ことを重視してProdigy 192やE-MU 0404にするか。

いっそアナログ入出力をすっぱりあきらめればE-MU 1212Mという選択もありなわけですが……今後もずっとオンボードサウンド付きマザーボードを買う必要があるというのは嬉しくないかも。アナログミキサーをいつになっても捨てられないし。

スピーカーケーブル（本当に買う率 10%）

1本1万円のケーブルなんて全然買う気はしませんが、同じ価格帯（1,000円／1m程度）ならせっかくだから評判のよいものにしようかな、ということで一応メモ。

光デジタルケーブル（ユニバーサルプレイヤーかサウンドカードを買うならついでに）

デジタルのケーブルで音が変わるというのだけは未だに信じられませんが……。プラシーボじゃないのかと。ともあれ、こちらもとても「自称高級」ケーブルなんぞ買う気にはなりませんが、数百円の違いなら評判のよいものにしておこうかなと。

OC-6TT10

意外にも、AV系メーカーより評判のよかったのがTDKだったという。

AV関係で参考になりそうなページのメモ

貧相なアクセサリーいろいろ: 安い素材によるオーディオアクセサリーの自作。知識も技術もない私はそう簡単に真似はできず、結局は無難に製品を買うことになりそうですが……。
音楽苦楽部: 「スピーカ台について考える」が参考になりました。ほかにもオーディオの世界は感覚的評価ばかりが先行し、理論的考察がほとんどない状態が続いてきた。理論的考察がなければ、宗教が蔓延し、オーティオの進歩は停滞して、多くの人が、高額なお布施を支払い続けることになってしまう、というスタンスでの理論的な考察が多いので、じっくり読んでみようっと。……あ、“「超」仕事人”の作者の方だったのか。個人的に信頼度が一気にアップ（笑）。
HTPCのサウンドカード: デジタル出力についていろいろ。
インプレ集: スピーカー、アンプ、ケーブル等のレビュー。
じょーじのつくりかた: HTPCなPCのパーツ選び（サウンドデバイス（チェックポイント）編）: サウンドカード選びのポイント。

AV関係で参考になりそうにない（笑）ページのメモ

まりむん: ごきげんよう。定位が曲がっていてよ。でお馴染みの2ちゃんねるピュアオーディオ板マリみてスレで紹介されていたマリみてSS。マリみて文体の使い方がうまいなあ。
スピーカー台（御影石製）2個1組: ……全然関係ありませんが（ありますが）、OTLアンプというものがあるのですね。

オーディオ関係における現在のスタンス

始めにインシュレータを買いにaudio unionに行ったとき、オプティカル・ディスク・ファイナライザー NESPA #1という無骨な機械を見かけました。何だろう、と思っていたら店長と常連客が話し出して、横で聞いていると何と、「市販されているCDはベースのポリカーボネートと金属の反射膜がきちんと密着していない。短期間で大量プレスするから仕方ない。業界では常識」だそうで、この機械はパルスエネルギーでそれを密着させてCDの分解能を上げるんだそうです。「な、なんだってー!!」って感じですが、常連客の「違いは分かるんですかねえ」という質問に店長曰く「もう全然違いますよ」と自信たっぷり。実際比較試聴していたので便乗しましたが……やばい、言われてみると音の広がりが……っていかん、これこそが心理音響学の効果なり。だいたい処理に2分かかっているのだから、その前後で聴いた音の違いを正確に比較なんてできるはずがないんだ。……でもちょっとネタとして欲しくなってしまったりもする今日この頃です。

そんな感じでオーディオの世界にはこういう、何というか紙一重な製品がいっぱい。と言うわけで現状の私のスタンスを記録して、自分を見失わないようにしておこうかなと。

まずスピーカー。これで音が変わるのは議論の余地はないでしょう。高いものがいいとは限らないけど、変わることは変わる。後は好みの問題かとは思いますが、ある程度の価格の製品までは絶対的な基本構造の善し悪しはあると思う。そのラインが5万か10万か20万かは分かりませんが。

スピーカーのインシュレータは半信半疑だったけど、自分の耳でプラシーボ以上の効果を確認した以上信じるしかない。まあ、スピーカーが振動で音を出す機械である以上、素材の制振効果により音が変わるのはそんなに不合理な話ではないか。これもやたら高い、希少な素材を使ったものが必ずしもどの環境でもよいとは思えないので、万能素材であるかのような宣伝は眉唾ですが。まあ宣伝なんてえてしてそういう物ですけどね。マイナスイオンはオカルトと断じてほぼ問題ないと思う。

オーディオボードは、これも振動制御という点で、スピーカーの下に置くのは何らかの（プラスとは限らない）効果はあるでしょう。CDプレイヤーも、ドライブという駆動部分があるのでそこを安定させる効果はありそう。アンプの下に引いて効果があるという話は今のところ信じられません。これはアンプ、プレイヤー用のインシュレータについても同じこと（プレイヤーには効果ありそう、アンプは無さそう）が言えます。

スピーカーケーブルについては、そのほとんどが、インピーダンスと接触抵抗の差を聞いているに過ぎないという見識が一番納得できます。「高いケーブルを買って」「音の傾向が変わった」ので「良くなった」と思うだけなんじゃないかなあ。RCAケーブルも同様。デジタルに関しては純粋にプラシーボだと思います。ジッターにより音が歪むって、人間の耳で聞き取れる範囲なのかと……。

後は謎アクセサリーの数々……。CDの消磁機に関しては、どうなんでしょうねえ。CDが帯磁する原理は解説されていますが、「CDが帯磁するとなぜ音は悪くなるのか」の説明がないのが引っかかります。今のところ信用できないなあ。CD消磁器の謎なんて記事も発見。

同じメーカーが出している極低周波発振装置はよりオカルト度が高いように思います。機材自体から発生する電磁波や外部からの有害な電波などを打ち消す効果って……それとSN比が高く歪み感の少ない音楽再生がどう繋がるのか分からない……。

そして同メーカーのマイナスイオン発生器。あー、来たかマイナスイオン。これで結論は出たようなものかしらん……。

CDのエッジをカットして音質を向上させる機械ってのも眉唾ですが、扱っているのは業務用もやってるTEACなんだよなあ……。

まあ、そんなところで。正しい正しくない、ということではなく、私が今どう思っているか、という話です。実際に自分の耳で確かめていないものに関しては、眉唾だと思っても断定はしないように気をつけています。安く済むものからいろいろ試してはみたいですけど、さて。

雑多メモ

『マリア様がみてる』シリーズにおける視点位置の考察への試み: 「まりむん」読んで感心した後あの文体の評論を探して発見。三人称と一人称が境界無しに混ざっている文体に対して漠然と感じていた心地よさを、理論的に解説してくれています。何かすっきりしました（笑）。
ITmedia PCUPdate：きょうは「AOpen i855GMEm-LFS」「DFI 855GME-MGF」のどちらを買うか悩んでしまった (1/3): 次にマシン組むならPentimu Mかなあと思っていたのですが……そっか、CPUクーラーはPentium 4用とは別か。となるとNCU-2000も使えないわけで。完全ファンレスは意外と難しいかも。
MIFESの中の人はEmEditor使い？: 2ちゃんのEmEditorスレに出ていたネタですが、確かにこのトレイアイコンは……。ちょっとウケた。まあ実際の所は広報担当が……といったオチでしょうけど。

2004/11/17(Wed) 忙しくないのに時間がない

今年1本もノベルゲーを読んでいないことに気付いて少し切なくなりました。このままだとゲーム脳が衰えそうで心配。

ひとまず雑多メモ

11月19日の「めざましテレビ」で「雲のむこう、約束の場所」が取り上げられる予定: とりあえず録画しておきますか。見るのは映画観たあと。
「雲のむこう、約束の場所」Yahoo! JAPAN特設サイトで新海監督とヒロキの中の人の対談をインターネットラジオで配信: とりあえず録音しておきますか。聴くのは映画観たあと。
戦国エース＆戦国ブレード: 買いか。
Amazon.co.jp：本: ラブこみっ!めざせ!冬コミ一年生!!: 仕事で調べ物していてたまたま見付けたのですが、コミケを目指し、同人誌作りに励む高校生たちを描いたピュアな青春学園ものストーリー……ピュアじゃない。全然ピュアじゃないよ！
Amazon.co.jp：本: はじめてのまんが同人誌―おこづかいでできる!: 同じく。小中学生女子向け入門書ってちょっと待てオイ。カスタマーレビューによると明らかなマナー違反が満載です。間違っても実行しないで下さい。親御さんが泣きます。だそうです。
The New York Times の広告はどうなった？: いやだから、無理に全員分の名前載せなくていいってばさ……。

2004/11/12(Fri)

Use The Cards, Sakura.

ThinkPad X31（2672-JHJ）強制オーバーホール

ある日の出勤前、いつものようにウルトラベースのレバーを引いてThinkPadを合体解除しようとしたら、普通は少し引っかかりがあって力を入れると本体が浮くはずが……「すかっ」と手応えなし。そして本体分離せず。

何度もレバーを引いたり、叩いたり揺らしたり押したりしても外れない。あまり力を入れると「めきめき」と嫌な音が……。しまいにゃ「ウルトラベースぶっ壊してでも本体だけは助けるか……」とか思い詰めてしまいましたが、冷静に考え直して素直に修理に出すことに。その前に一応PCヘルプセンター（サポート）にも電話しましたが、やはり故障ではないかという結論に。

修理手続きも3回目となると手慣れたもので、まずはHDDを外して予備機（はじめての修理のときに買った2672-JHJ）に移植、所要時間5分ってとこですかね……ってウルトラベースが外れないんだからHDDも取り出せないじゃん！　仕方ないので、DriveImage 2002を使ってウルトラベースに接続した予備HDDにディスクコピーしました。後は当然、メモリも移植不可能……。

修理依頼はWebから。どうせ修理に出すならついでに他にガタが来ている所も直してもらおう、ということで以下についても「故障の状況」に書き加えました。

液晶を開くラッチが固定されない: X31のラッチは本来、片方ずつ操作して開けられるはずですが、「右を開いて固定したあと、左を開くと右が戻る」、「左はそもそも固定できない」ようになってしまい、両腕を同時に使わないと開けなくなってしまっていました（電車の中で立って使う場合に結構困るのです）。
パームレスト右手前のガタつき: ウルトラベースが外れないので裏でネジが外れているのかどうかは確認できませんが、パームレストの右手前部分がガタついており、力をかけると外れてしまいます。
液晶の傷: 右下に小さいのが。無償でできるなら直してほしいかな、という程度。

実際にはもう少し詳しい状況説明などもしているので、900字弱になります。これで送信しようと思ったら……「半角300文字以内にしてください」って。無理だって。一つ一つなら何とか収めることも可能かもしれませんが、計4つありますので……。そこで、テキストをWebスペースにアップロードして、「絶対書ききれないのでここに置きました」とURIを送る、なんて裏技？を使ってみたり。

指定日に梱包して持って行かれて、いつもなら特に連絡はなく後は修理上がりのマシンが返送されてくるだけ……なのですが、今回は先方から連絡がありました。やっぱりURI提示方式は駄目だったか、と思ったらそうではなく、液晶の傷は物損事故扱いのため無償修理にはならないとのこと。拡張保守ではこの場合でも10万円までは修理費を負担してもらえますが、超えそうなので見積もりを出してもらうことになりました。これが火曜日の話で、それじゃFAXで出してください、とお願いしたら……翌日になってもFAXは来ず。あれ、と思ったら木曜日に届け物。結局郵送で来るのか……と思ったら本体が。なんだそりゃ。修理内容としては、

ウルトラベース取り外しができないことを確認→ウルトラベースX3交換
液晶の傷、ラッチ止めの破損を確認→液晶パネル交換
キーボードベゼルネジ受けの破損を確認→キーボードベゼル交換

ということで、すべて希望通りになっていました。「見積もってみたら結局10万円行かなかった」ということなんでしょうかね。まあ気にしない方向で。予備機からHDDを戻して復旧いたしました。

液晶の傷とかラッチの破損とか、「いつか余裕があるときに修理に出そう」と思いつつ放置していたので、致命的な問題が発生してくれて踏ん切りがついたという意味ではよかったのかもしれません……。

余談ですが、いつもは修理前にメモリを移植する予備機、今回はやむを得ず256MBでの運用となったわけですが……やはり動作が重い。いや重いとかいうレベルではなく、「止まります」。エディタ3～4枚にメーラー、Webブラウザを起動した平均的な作業環境だと、ウィンドウの切り換え時や、文字入力中に突然キーが無反応、マウスが動かなくなり（砂時計すら出ない）10秒～数10秒待ち。Excelは起動に1分待ちとか……。常駐ソフトが多いということもあるかと思いますが。予備機用にメモリ買うか、とまで思い詰めたところで、そう言えばJHJの初期搭載メモリ（256MB）が余ってるはずじゃないか、と押し入れを探して発掘、装着したらほぼ問題なく動作するようになりました。普段はメモリ1GB、CPUはSpeedswitchXPで600MHz駆動にしているのですが、全くストレスを感じたことはありません。予備機のときは1.3GHzフル稼働していたのですが、メモリが256MBでは全く効果がありませんでした。やっぱりCPUクロックよりメモリ容量だなあと。

雑多メモ

Intelが盛んにDTCP-IPをアピールすることの、“なぜ?”: プログラマビリティを持たないデジタル家電ってのはかなり古い認識のような気がしますが。半PCなAX300はともかく、東芝のDVDレコーダもネット経由でファームアップしてますし。
日本のエンジニアが選ぶ“本物のエンジニア”23人: 孫正義とか堀江貴文とか書いた人はエンジニアには向いてないんじゃないかと（苦笑）。彼らはエンジニア上がりではなくて生粋の経営者ですよね？
Firefoxファンクラブ: 微妙にデザインが素人っぽかったり、初心者向けなのに画面キャプチャがWindows 2000だったり（しかも減色が下手でタイトルバーが色化け）、一応Mozilla系なのにトップページがAHLで-8点だったりはしますが、初心者向けの紹介サイトができたことは素晴らしいですね。……あー、でも、初心者の人がこのサイト見て「やっぱり無料のソフトだけに貧乏臭いのね」とか思ってしまうという危険はないだろうか……考えすぎですか（苦笑）。; さておき、メールマガジンを読みたいのですが、Vectorパスポートの登録が必要とな。え、でもちょうど昨日届いたメールによると、「レジ会員」が「Vectorパスポート」に移管されることになったとのことで、それ待ち状態なのですけど……。レジ会員からVectorパスポートへの移管は24日。メールマガジンの創刊号は19日。……どうすればいいんだ。同じVector内なんだから連携してくださいよ……。メールで問い合わせ中。

2004/11/08(Mon)

名古屋のメロンブックスは敷地面積が広い分通路も余裕がありました。同人ソフト、とくに音楽CDの扱いも秋葉原よりよいような……。あとここでも、えろげ扱ってるし。いいなあ。

さくらのレンタルサーバに乗換え（finalbeta.jpの移転はまだです）

さがみさんとこも安定してるみたいだし、M.Shibataさんのバーチャルドメインからの乗換えも上手くいったようだし、ということで私もそろそろさくらのレンタルサーバに乗換え。cronの設定がWeb上のGUIでできるというのが決め手だったりします。会員メニューから乗換え申請して、さて2、3日したら使えるようになるのかな、と思ったら、数分後に試しにアクセスしたところもう用意されていました。日曜の夜なのに……って仮登録はいまどき全自動か。

finalbeta.jpは標準以外のPerlのモジュールを結構使っているので移行はまとまった時間があるときにする予定ですが（とはいえほぼ全て新サーバーではインストール済みっぽい）、せっかくだから先に、2個まで追加できる、さくら管理のサブドメインを取得しておこうかなと。ちなみに私、勘違いしていたのですが、てっきり契約ドメインの後ろを変えられるだけ（hoge.sakura.ne.jpで契約したら追加ドメインもhoge.matrix.jpとしか取れない）と勘違いしていたのですが、サブドメイン部分も別途指定できるのですね。これは遊べそう。

コントロールパネルを見てみたら、案内ページにあるもの以外もいくつかありました。ってsakuratan.comってオイ（笑）。脊髄反射でhoehoe.sakuratan.comを申請してみましたが取られていました……。そりゃあ、誰でも考えるか。後はdojin.comなんてのも。

少し悩んだ末、saturn-pad.jpn.orgを取得。DNS情報の変更が行き渡るのに結構かかるのかな、と思いましたが数秒後にはもうアクセスできてました。エイリアス機能（別ドメインに特定のフォルダを割り当てる＝一つの契約で、ドメインごとに個別のサイトを構築可能）は便利かつ楽しいですね。と言うわけでとりあえず仮ページを作っておきました。今後精力的に活動して参ります。嘘ですが。

もう一つのドメインは親のメールアドレス用に使用。これでさくらポストを廃止できて年間1,000円の節約。お金が浮いたというのもありがたいですが、毎年の更新などの管理手続きが減ったのもメリットかな。バーチャルドメインでもメールアドレスはいくらでも作れたのですが、親にfinalbeta.jpのアドレス持たせるのなんて嫌ですし（笑）。

もう一つ二つ取れるなら、mifune.matrix.jpとかcomplex.2-d.jpとか取ってみたかったのですが。……何に使うかはともかく。

ついでにプロバイダもさくらに

A&B割引にも対応したようだし、ついでにBフレッツのプロバイダもBB.exciteからさくらのフレッツ接続に変更しました。BB.exciteが月額500円だから980円となると一見値上げですが、AirH"接続にも対応しているためPRIN（月額1,500円）が不要になり、結果的には安くなるという計算。さらに固定IPが無料（BB.exciteは追加2,500円）。さらにA&B割引でAir"のネット25の基本料金が15%割引きってことは810円引きか。

接続速度のほうは、まあ安くなるんだし、今より大幅に落ちるようなことがなければ十分、と思っていたのですが……。測定してみたら大変なことに。

測定サイト	BB.excite	さくら
ブロードバンドスピードテスト	23Mbps	38Mbps
BNR スピードテスト	31.853Mbps	51.672Mbps
speed.rbbtoday.com 下り	29.49Mbps	58.53Mbps
speed.rbbtoday.com 上り	5.41Mbps	10.99Mbps

速くなってる――！　こんないいことずくめで、本当に裏はないんでしょうね？（笑）

副作用として、ルータのリコールで交換して以来何故かストリーミング配信で（ビットレートの大小に関わらず）ルータが強制再起動してしまいろくに動画配信を受けられなかったのですが、これが直りました。バンダイチャンネルの1Mbpsでの視聴もとてもスムーズ。画質も1Mbpsなら、レンタルビデオよりはましかなあ、ということで、AIIに入会してみました。入るだけなら無料だし。見たいけどわざわざレンタル屋に借りに行くのが面倒で頓挫していたアニメがいっぱいあるんですよねー。ビッグオーとかlainとかアルジェントソーマとかウィッチハンターロビンとかウルフズレインとかガドガードとかゴーダンナーとかスクライドとかストラス4とかグラヴィオンとかエスカフローネとか魔法使いTai！のTV版とか無限のリヴァイアスとかダンバインとかボトムズとかワタルとかグランゾートとか。って後で検索して確認するため取り扱われているタイトルで観たいの全部列挙してしまいましたが。時間変更で何度か取り逃してしまった攻殻S.A.C.もこれで不足分をフォローすればよかった……。「全部揃ってなきゃ意味無いやい」とか言ってまとめて捨ててしまったのです。ときに、ガンダムはなんて初代のTV版がラインナップされてないんだろうなあ。

閑話休題。AirH"接続もこれまでより少し速い気がするのですが、ここまで来るとプラシーボ効果でしょうか（笑）。ナローバンドも対応の測定サイトで測定はしてみましたが、誤差の範囲でした。

ちなみに、A&B割引を申し込むためにPic@nicに入ったのですが、ドコモのeビリングと違ってメールで請求書を発行するようにしても割引はないのですね。まあ、少しでもペーパーレス化できるだけでありがたいので申し込みましたが。

雑多メモ

NEXTで発表した作品全部公開: ウィザーズスターサウンドトラックに入るはずのものが入っていなかったとのことで、ネット公開。ウィザーズスター2ndをプレイしたことがない人はこの機会に是非……ってWindows 2000/XPで動かないのがネックですが。
ウィザーズスター2nd の色化け対策パッチ: と思ったらこんなものが。素晴らしい！　追記：うちの環境では色化けが直ってもBGM再生に異常があるという問題がありました。残念。
30周年記念24耐(!?)　コミケットスペシャル4: こんなのやるんですねえ。
NTTデータが開発中のSAKURA Linux/TOMOYO Linux: 認証システムはCERBERUS……ってアホかー！

2004/11/04(Thu)

ありえないありえないありえなーい！

暫く前からGoogleの「スペル修正候補」が「もしかして」になって、日本語にも対応したようですが。どうもこれ、日本語辞書を持っていてそれとの比較、というわけではなく、インデックス内での類似エントリを引っ張ってきているんじゃないですかね。

11月4日時点で、「ふたりはプリキュア」でぐぐると「もしかして」が「ふ（ピー）なりプリキュア」に……（涙）。

まずいって。お子様も見てるんだし。と言うか本来そっちがメインか。ああもうどうしれくれよう。

良くも悪くも技術ってのはニュートラルなんだなあ、とか今更。

気になるのは体積ではなく騒音の大小

コンパクトになった新型PlayStation 2レポート

本体のファンは、音量/音質ともに昼の居間では気になるレベルではないが、音は常に聞こえている。

従来機と比べたらどうなんだろうなあ。

なお、直接比較はできなかったが、ディスクを読み込むときの動作音は旧型よりも大きくなったような気がする。

ディスクアクセスは常時起こるものではないから、ファンの音ほどは気にしない、かも。

小さく、薄くなった新型PS2「SCPH-70000 CB」試用レポート

今までのシリーズにあったような背面の大型ファンはなくなっているので、静穏化に大きく貢献している。あたりまえだが動作音はピックアップの動きと軽い排気音がメインとなり、編集部で使っているぐらい(まわりはPCのファンなどの騒音もそれなりにあるのだが)ではほとんど気にならないといえるだろう。

こちらも微妙な表現ですな……。オフィスの騒音というのは普通かなりのものですし。まあ、「静穏化に貢献」とあるのですから少なくとも従来機よりは静かになったと判断していいのでしょうか。

あと、騒音とは関係ありませんが若干気になる点が。

従来のPS2にあった背面の電源スイッチがなくなったため、正面の電源ボタンで全てまかなうように変更されている。正面のボタンは軽く押すとリセット、長め(1秒以上)に押すことで電源がオフになるという動作は先代までと変わらないが、待機電力を気にする人はコンセントからはずしておく必要があるわけだ。

これはちょっと困るかなあ。1～2年くらい何もプレイせずに放ったらかしというのは普通にあるので。

ってその「普通」が「異常」なのか（苦笑）。まあ、コンセントから抜いておけばいいか。

雑多メモ／

Yahoo! JAPAN - 雲のむこう、約束の場所: 新作の影に隠れがちですけど、さり気なく本家でもダイジェストしか公開されていない「彼と彼女の猫」のフルバージョンが見られますな。書籍版じゃないほうの「ほしのこえ」のDVDを持っている人には関係ありませんが。
アイ・オー・データ扱いのマイクロドライブ4GBがあきばお～6号店で2万4千円: この価格で買えるなら無理して携帯オーディオプレイヤーばらさなくてもよさそう。
バッファロー、有線利用も可能な無線マウスなど21製品: BOMC-W6、大きさ次第では持ちやすそう。無段階スクロールになる前のWireless Optical Mouseのストックが尽きたときの乗換え候補に。

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