が届きました。さっそく使ってみよう……と思ったら、これ、オートデモのみなんですね。体験版とか期待してたんだけど……。実は、SearchDDw+のユーザーさんから「データ形式はテキストらしい」という報告をいただいたので、うまくいけばSearchDDw+で検索できるようになるかも、ということで形式を解析してみたかったんだけど。
まあ、ないものは仕方ないので、とりあえずオートデモの方を見てみました。で、ちょっと感想など。あくまでデモ見ただけなので、製品版持ってる方はツッコミ入れてください。
またやってるなぁ……というか、Webの奴の方がここからひっぱってんのか。主に項目数、マルチメディアデータ数などで比較して、「エンカルタ98と同等のマルチメディアデータと、世界大百科事典と同等の本文データを持っています」とか言ってるんだけど、両者ともバージョンアップの際にデータは増やしてるはずだから、現時点ではそうとは言えないかも。まあ、テキストとマルチメディアデータがバランスよく入っているというのは確かなんでしょうが。
別にそのへんの明朝とあまり変わらないと思いましたが。で、ここでまた「従来のフォントとの比較」とかやってるんですが、どうも相手がFixedSysあたりの固定サイズのフォントみたいで。「拡大すると良くわかりますが、細部もなめらかです」とか言ってるんだけど、そりゃTrueTypeならあたりまえだろーが!
あ、この画像はWebにもあったんで見てみてください(http://skygarden.shogakukan.co.jp/sol/nipponika/top/top.htmの下のほう)。笑っちゃうなコレは(JAROモノかもしれない……)。
だ〜か〜ら、それが余計なお世話だっての!(世界大百科事典も同じ)。本は本で、パソコンはパソコンなの。変なことに凝る前に、「ウィンドウサイズに合わせて桁折り」くらいのことはしなさいって。エンカルタやDDwinをはじめ、「普通のWindowsアプリケーション」はこれくらいあたりまえにやってるでしょ。技術がないのか、設計思想がおかしいのか……。
読み進むのも、スクロールではなくページ送りのようです(本の感覚ならあたりまえと言えば当たり前ですが)。
これは、いいなぁ。僕はエンカルタとかで調べ物をしてても、「知らない日本語」に出会う事はよくあるのですが、そのたびに「クリッポボードでコピー→DDwinに貼り付けて検索」ってやってるんですよねぇ。こいつなら本文から直接単語が引けますから、かなり便利だと思います。個人的には「広辞苑」が引けると嬉しいんだけどそりゃあないわな。
体験版がないので内容については全く分からないのですが、デモで「火星」という項目で引いたときに「火星年代記」と「火星人ゴーホーム」なんて項目まで出てきたのはちょいと感動。項目の内容まで見られなかったのが残念でした。ちなみにエンカルタだと「火星年代記」はブラッドベリの項に名前が載ってるだけ、「火星人ゴーホーム」に至っては一言も載ってないです。マルチメディアデータは、これもデモで一部を見ただけですが、内容的にはエンカルタと同じような感じでした。
見出し語、全文検索はあたりまえとして、「関連語検索」てのがおもしろそうです。どうやって関連語を判定しているかは分かりませんが(各項目が関連語のデータを持ってるのかな……だとしたらすごい作業だと思うけど、多分違うんだろうな)。
マルチメディア系の検索としては、高校の社会科資料集なんかによくあるような年表から検索できる「年表検索」なんてのがありました。エンカルタにも「年代で絞りこむ」機能はあるけど、こっちのほうが直感的で分かりやすそう。「地図検索」(この地図、アルプス社のプロアトラスですね)では「地名をクリックすると項目にジャンプできる」とありましたが、どのくらい細かいところまで対応しているか興味があります。
段組み、フォント固定あたりは気に食わないけど、検索のインターフェースは割とよさそうでした。もうちと安ければ勢いで買っちゃうんだけど、さすがに68,000円となると迷っちゃうなぁ……。製品版を試す機会があればいいんだけど……。
とまあ、いろいろ好き勝手なこと書きましたが、所詮デモをみただけの感想なので、いつもにも増してあてにしないように(笑)。それとこれはNIFTY SERVEの電子ブック会議室からの受け売りですが、GDIリソースを馬鹿食いした上、一部を解放しないそうです(3回起動するだけでWindowsがまともに動かなくなる、という人も)。バグだとしたらもしかしたら小学館からパッチが出るかも?
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