以前書いたように、自分はPCゲーム用のコントローラーとして、十字キー操作が重要となるような2Dゲーム(シューティングとか)はセガサターンパッドを、3Dゲームなど昨今のアナログスティック・多ボタン前提のゲームはXbox 360コントローラーを主に愛用しています。
で、そのXbox 360コントローラーなんですが、最近アナログスティックの使用感がイマイチな気がするな……と見てみたら、表面のラバーっぽいコーティングが剥がれてプラスチックが剥き出しになっていました。程よいグリップ感がなくなってツルツルになって、親指が滑ってしまっていたわけですね。
たぶん10年近くは使って、全体的にはまだまだしっかり動いてるのですが、パーツの摩耗ばかりはどうにもならんようですねえ……。というわけで、色々と対処方法を模索してみました。その際に実際に購入したアイテムを、おおむねお手軽さやコストの順に3つほどご紹介。
1. Fosmon アナログスティック保護カバー
まず考えたのが上からカバーを被せることです。Amazonで色々見てみて、Xbox 360コントローラー対応を謳っており、見た感じでなるべく薄いものを購入。価格は自分が購入した時点で、8個セットで699円でした。
表面に突起のあるしっかりとしたラバー素材で、アナログスティックをくるむようにフィットします。強めに動かしてもずれるようなこともなく、「アナログスティックの使用感」としてはかなりいい感じ……なのですが!
やはりどうしてもアナログスティックの高さが増してしまい、とくに右スティックとABXYのボタンとの距離ができてしまうのがネック。正直、コマンドRPGくらいなら全然気にならないレベルではないかとは思うのですが、右スティックでカメラ操作しながらボタンも多用するようなアクションゲームでは、僅かな差が気になってしまいました。
その辺が気にならなければ、とにかく手軽に対応できるので悪くない選択肢だとは思います。
- 手軽さ:★★★★★
- コスト:★★★★
- 満足度:★★
2. SONONIA 交換用アナログスティック(Xbox 360対応)
次に……というか、同時に検討していたのがアナログスティック自体の交換です。あるかなーと思って検索したら意外とさっくりあった。流石にサードパーティ製のようですが。
海の向こうからやってくるようで納期は結構かかるのですが、とはいえ11月30日に注文した際には12月25日から来年1月1日に到着予定だったのが、実際には12月21日に届きました。価格は自分が購入した時点では4個セットで460円で、送料も無料。よくよく考えたら海の向こうから来てるにしてはめちゃめちゃ安いな……。
交換の際にはコントローラーの分解が必要です。自分のXbox 360コントローラー(有線接続のfor Windowsモデル)はネジがプラスネジだったのですが、ものによってはトルクスネジみたいです。あとはこれもモデル次第かもですが、シールに隠れたネジが1箇所あったりするのも要注意。まあ、ググりましょう。
サードパーティ製ということで、形状など元のものと全く同じではないかもしれませんが、ラバーコーティングと内側に凹んだ形状による親指のフィット感は本家同様、かと思います。問題が発生しているのがアナログスティックだけで、納期と交換の手間が問題ないなら、Xbox 360コントローラーを延命させる最良の選択肢の一つと言えそうです。
- 手軽さ:★★
- コスト:★★★★★
- 満足度:★★★★
3. Xboxワイヤレスコントローラー
結局買い替えてるやないかい
いやまあ……上に書いた交換用のスティックが来るのを1カ月くらい待つのも厳しくて……。ちょうど、新しいXboxと共に新しいコントローラーも出て、GAME Watchのレビューの評価もなかなか良さげだったので気にはなっていたんですよ。このタイミングで調子悪くなったのも天啓かなと思って買っちゃいました。
というわけで実際の時系列としては、こちらを使いながら待ってるうちに交換用のスティックが届いたという形です。これで旧コントローラーの方もまだまだ全然使える感じになったので、予備として大事に取っておこうと思います。
新コントローラーの方の感想ですが、まずびっくりしたのが1世代(Xbox One)飛ばしてるのに全体の形状が一切変わっていないこと。すでにXbox 360コントローラーの時点で、いわゆるエルゴノミクスデザインとして完成していたのだと思います。
その上で、掌が当たるグリップのあたりがざらざらするような手触りになって滑りにくくなった感じかなあ。とはいえ別にこれまでも十分ホールド感があるため、滑りやすくて困るーみたいなことは一切なかったのですが。単純に手触りがよくて気に入ってます。
個々のパーツにおいては、やはり一番気になるのはアナログスティック。Xbox 360コントローラー以上にはっきりとすり鉢状に凹んでいて、さらにエッジが際立った印象。コーティングではなく形状自体で親指へフィットしており、これは長持ちしそうだなという印象です。初代の問題点を着実にアップデートした感じですかねえ。グリップも含め、間に出たコントローラーはちゃんと触ってないのでどの段階での改良かはわからないのですが。
十字キーも新しくなっているようなのですが、十字キーを多用するならサターンパッドの方を使うのでここは未評価。また、新しくついたシェアボタンは現状使えないようです。それ目当てで買ったわけではないので別にいいのですが、任意のキーとか割り当てられるようになったら画面キャプチャとかしやすそうなので対応されると嬉しいですね。
ワイヤレスコントローラーですが、USBで繋いでずっと有線で使う分には電池を入れる必要はなく、自分はそうやって使っています。振動も問題なく動作。USBケーブルは最初普通のType-A⇔Type-Cケーブルを使っていたのですが、Type-C側の端子が大きくて、ケーブルが机の角とかに当たるのがちょっと困ってました。で、小さいのないかなーと探して見付けたのがこれ。
スマートフォン向けってのは盲点だったなーと。Type-Cでコンパクトなのと言えばそっちをあたるべきでした。スマートフォン向けっぽい割には2.0mという長めのラインナップがあるのも助かる。他に1.2mもあります。(0.3mもあるけど流石に今回の用途には不向きですね。)
というわけで、結局代替わりはしちゃいましたが引き続きXboxのコントローラーを使ってます。なんかもう触ってるだけで楽しくなるくらい心地良い操作感なので今後も愛用していく所存です。
- 手軽さ:★★★★★
- コスト:★
- 満足度:★★★★★