「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」劇中歌アルバムVol.1「ラ レヴュー ド マチネ」の感想をつらつら書いてたらTwitterへ流すにはアレな量になったので日記に書いておく

現在わたくし少女☆歌劇 レヴュースタァライトなるアニメにめちゃめちゃハマっているのですが、

こちらの劇中歌アルバムから1~6話までのレヴュー曲を聴いて、Twitterにつらつら感想でも書くか~と思ってたら垂れ流すにはちょっとアレな量になりそうだったので日記にまとめることにしました。もともとツイート程度のゆるい内容を繋げたのがベースなので記事としてのまとまりとかは期待しないでね!順番も作中時系列に関係なく適当です。レヴュー自体の感想とかもちょっと混ざってたりも。

誇りと驕り(3話「誇りのレヴュー」レヴュー曲)

劇中では真矢様が斬りかかりなら歌う「地平線照らして」の語尾に力が入って歌い方が乱れる(ある意味ではエラーであり、舞台というものの一回性の現れでもあると思います)のがめっちゃ好きなんですが「ラ レヴュー ド マチネ」では再現されず。勿論、ライヴ盤ではないのでこれは当然で、こちらは力強くも最後まで整った声で歌い上げるのがよい。結論としてはどっちも最高……。

これが真矢様による「追い掛けてきなさい」という激励の歌であろうことは想像に難くはないのですが、それにしたって「覚悟なき者はいらない」ですらなく「未完成の覚悟なんていらない」は要求レベル高すぎてヒエッってなります(笑)。「私にも見えるはず」「いいえ見えはしない」という開幕突き落としもアツい。

ここから9割妄想ですが(まあここまでも似たようなものですが)、スタァライト第1回公演のあとでクロちゃんに差し出した手を握られる代わりに宣戦布告を受け取った真矢様(真矢様の覚悟はここで完成したのだと解釈しています)にとって「二人で一緒にスタァを目指す」は自分には存在し得ない選択肢であって、激励の歌ではあるんだけどちょっと突き放し方に意地の悪さと、ほんの少しの嫉妬も入ってる気もしています。「やれるもんならやってみろ」的な。レヴューの最後の「私は、一人(独り?)でもスタァだ!」には王者の宣言であると同時に悲壮感も感じるんだよなぁ……。

曲も非常にゴージャスで格好良くて大好きなのですが、勇壮かつ跳ねるようなブラスがとくに耳に残ります。

花咲か唄(6話「約束のレヴュー」レヴュー曲)

ちょっとJ-POP的な別れの歌っぽくもある曲調で歌詞も途中までは割とそんな感じなんだけど結局はお察しの通りで、笑っちゃうやら(曲調にも引っ張られて)胸が切なくなるやら。
「オーディションの私物化ですね、わかります」でお馴染みのかおふたですが歌も完全に二人の世界なんだよなぁ。「さようなら ウチは旅立ちます 今すぐにあんたから」って昭和歌謡かよ……(すき)。

「心抉ってゆきます」の後の香子のブレス、悪戯っぽく笑ってるような趣も感じるんだよな。劇中だと「あら、浅かった?」の直前。

別れと再会の歌、だと思うんですが別れてる期間が間奏1回分しかなくて笑ってしまう。「われても末に」じゃあないんだよ一瞬で合流してんじゃねぇかお前ら……(すき)。ただこの間奏で一気にお互いの世界が広がったような趣を感じたりも。劇中の演出(舞台セットの塀が倒れて桜の舞う広い場所へと転換)に引っ張られてるかもですが。

レヴュー曲は(とくに華恋が関わる歌は)歌詞に「星」が織り込まれることが多いですが(まあ演目がスタァライトですしね)、この歌ではそれに相当するようなものとして「道」が使われてるのが興味深い。レヴューの最後もポジションゼロに向かって花道(※厳密な舞台用語においては別物ですが)ができる、みたいな演出ですしね……。曲も演歌のようなイントロからJ-POP的な本編と、広い意味で和の趣を感じました。

恋の魔球(5話「嫉妬のレヴュー」レヴュー曲)

このポップな曲調でひたすら「別の方を向いている愛しい人への執着」を歌っててつれぇすぎる……。
「夜が明けて真昼になる」という一般的にはポジティヴなフレーズをこう使うのか、というのが面白かったです。そっか、星を追う人にとっては……。

世界を灰にするまで(1話「情熱のレヴュー」レヴュー曲)

レヴュースタァライトのレヴュー曲って、びっくりするくらいストレートに想いをぶつける歌詞が多いですけど純那さんが関わってる曲の歌詞は比較的抽象的ですよね。この辺性格出てるよな~と思ったり。

それだけに、純那さんとひかりでポエムバトルしてるところに華恋が直球の想いをぶつけてくる終盤、曲調の変化も相まってまさに「乱入」感があって面白い。レヴューはそれぞれの持つ世界観のぶつけ合いだと解釈しているのですが、まさにここで華恋の世界に引きずり込んでる気がします。

The Star Knows(2話「渇望のレヴュー」レヴュー曲)

追いかけ合い、重なり合うような掛け合いがいかにも歌劇っぽく、純那さんってこういう凝った舞台やりたいんだろうな~って思ったり。レヴューの戦闘スタイルもテクニカルですしね。

しかし最後はやっぱりストレートに想いを歌い上げる華恋が持っていくのであった。じゅんじゅん……。

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