うわーこっちのブログ1年以上更新してない! まあ書きたいネタの大半はRPG絡みなのであっちのブログでだいたい事足りちゃいますからねぇ……。
さておき、昨年購入したガジェットで良かったものを、Twitterに書いとくだけでなくちゃんと自分のサイトに残しておきたいなぁということでまとめる感じの記事です。年明けくらいには書きたかったけどもう3月になっちゃった……。
サイコム Silent-Master Pro Z390(BTO PC)
自分は自宅作業メインのフリーランス、かつ主な趣味がPCゲームということもあって起きている時間はほとんどPCの前に居るような生活なんですが 、寝てる間もPCにさせておきたい作業があったりで、PCは基本的に1日中つけっぱなしです。
そうなると気になるのはPCの動作音で、少し前までは「小型ファンレスのメインPC」+「スペックを要求する3DゲームなどをプレイするためのタワーPC」という2台構成でした。
このファンレスPCというのが静音PCには定評のあるBTOショップのもので、側面がヒートシンクになっているアルミ製のケースにACアダプタ駆動の電源で完全無音を実現したもの。スペックも普通のPC作業には十分で、数年問題なく使っていたのですが……。
せっかくならメインPCでそこそこの3Dゲームなんかもできるといいなと、後継機のよりスペックの高いものに買い替えたところ……1年足らずでSSDが壊れてしまいました!流石にファンレスPCでNVMeは厳しかったのかなとSATAのものに買い替えたのですがこちらもすぐに壊れて、うーん流石に今時のスペックでファンレスは無理があるのかなと悟った次第。
もうこの際、「3Dゲームもできるくらい十分スペックが高くて、それでいて可能な限り静かなタワー型PC1台」の体制にしようかなと。完全ファンレスには拘らず。寝るときに無音とまでは行かないかもしれませんが、多少の動作音なら慣れることができるのではと期待して。
昔PC雑誌の編集部に居たとき、サーバーが集まってる所に段ボールが敷かれてて仮眠スペースになってたのですが、あれはあれでサーバーの動作音がなんか心地良くて案外寝付きが悪くなかったんですよね……(労働環境的にアレですが20年くらい前の話なので大目に見てあげてください)
さておき。そんなわけで色々探してみて最終的に決めたのが、BTOショップサイコムのミドルタワーPC、Silent-Master Pro。サイコム、昔から名前はちょいちょい聞くショップでしたが、軽く調べてみたらかなり信頼のブランドみたいですね。自分で利用したことはなかったけど、自分自身がバリバリPC自作してた頃から現代までずっと健在というだけで頼もしく感じます。(最近は名店と言われるような店もどんどんなくなっちゃったりして寂しいので……)
静音PCもかなりこだわった作りっぽくて評判もよさげ。購入にあたり以下のレビュー記事(自分が購入したモデルより少し前のものっぽいですが)なども参考にしました。
- ASCII.jp:高負荷時も超静音!「Silent-Master Pro Z370」ならゲームに集中できる
- 至高の静音PC「Silent-Master Pro」がCoffee Lakeでさらに進化 – ITmedia PC USER(PR記事だけど内容は特に忖度ないと思います。てかほんと欠点らしい欠点がないPCなので……)
- あと個人ブログでも参考になった記事があったはずなんだけど忘れちゃった……(どっちかというとサイコムの評判みたいな話だったかも)
注文した際、納期が「土日祝日を除く38日以内」となり、これは動作確認テストの結果組み直すことも想定した納期ということで、かなり余裕取ってるんだろうなー、実際はまあそこまでかからんのでは?と思ったのですが、
実際発送まで1カ月と10日くらいかかりましたね……いやほんと人気なんだな!
というわけで無事新PCが到着、セットアップして何よりまず動作音を確認してみましたが、いや確かにこれは静か。ただ流石に無音とまでは行かないかな……?と思ったのですが、
マザーボードの機能で温度に応じたファンの回転速度を設定可能だったので、ケースファンの方を若干攻めた設定に変更。といっても、ケース内温度が40℃を超えるまでは最低限度の動作で以降は徐々に上げて行く、という形で、そこまで無茶ではない、とは思います。CPUファンの方は流石に怖いので特にいじらず。(あくまで自己責任で、ショップの保証は受けられなくなる覚悟でやってます)
これだけで、多少は聞こえていたファン音も、「真夜中などの周囲が完全に静かな時に意識を集中して耳を澄ませば『これもしかしたらファン音かな』と思う程度のふわっとした空気振動音が聞こえる、気がする」程度に。ちなみにファンの回転数は14cmとか12cmのケースファン(計2つ、のはず)が500rpmとか600rpm程度、12cmのCPUファンが350rpm程度って感じです。
というわけで、 意識しなければ実質無音、そのまま全く問題なく寝られるレベルに。期待以上となりました。前述の通りPCは1日中つけっぱなし=長ければ数十日ノンストップ稼働なのですが安定性も問題なし。PCを1台にまとめられてすっきりしたし、3Dゲーもものすごいハイエンド向けの設定とかでなければ十分動くし、 いい買い物でした。
……と、思ってたら直後にモデルチェンジした!Silent-Master ProからSilent-Master NEOになって、ケースも変更。Proの銀と黒のツートンカラーも結構好きだけど、黒一色のNEOの方がより好みかなー。
ただ、Proではケース前面にあったUSB端子がNEOのケースでは上面になっていて、自分の使用環境(炬燵机に座椅子、PCは炬燵机の奥側に置いてあって手を伸ばすと前面にギリギリ届く)だと前面の方が断然アクセスしやすいので、むしろモデルチェンジ直前に買えて良かったかなーと。
Retro-Bit Official Sega Saturn USB Controller Pad(ゲームパッド)
自分はセガサターンのゲームパッド、いわゆるサターンパッドに触れて以来その使いやすさに感動してしまい、PCでゲームする際にも色々と手を尽くしてサターンパッドを使ってきました。とくにシューティングの自機移動の細かい動き(いわゆるチョン避けとか)はもうこれの十字キーじゃないと無理ってくらい依存してます。
古くはPCにサターンパッドのコネクタを増設する拡張ボード「IF-SEGA」、その後は同人ハードの「ATR-USB」(USB変換コネクタ)や「サターンパッドUSB化基板」を使っていました。あ、ちなみにセガから公式に出ていた復刻版サターンパッド、ありゃダメです。同じなのはガワだけで中身、とくに肝心要の十字キー部分は完全に別物。当時日記でダメ出し(じゅ、16年前……)しました。
しかしこれらも徐々に手に入らなくなり、手持ちのものも経年劣化で挙動や接続が怪しくなり……そろそろサターンパッドから卒業せねばならぬのか、と思っていた所にRetro-Bitというメーカーから公式ライセンスを受けた復刻版が発表、USB版も出るというニュースが!
そこから実際に出るまで結構かかりましたが、無事購入できました。いくつか種類がありますが自分はPCに有線接続できればいいのでUSB版、デザインは半透明のクールパッドです。いち早く予約受付を開始したゲームショップ1983で購入しましたが、現在は普通にAmazonなんかでも買えるようですね。
実際の使用感などについてですが、ざっくり箇条書きで書いていこうと思います。
良い点
- ボタンの感触、とくに最重要である十字キーの手触りはオリジナルのサターンパッドそのもの。完璧です。強いて言えばL・Rボタンのクリック感がオリジナルよりやや弱い気もしますが、誤差の範囲で実用上は全く問題ありません。
- スタートボタンの長押しでDirectInputからXInputに切り替え可能。
要注意点
- ボタン配置が妙ちくりん。A/B/C/X/Y/Z→1/2/3/4/5/6みたいな素直なのを期待してたんですが、何故か2/3/5/1/4/6とバラバラ。ボタン配置がフルカスタマイズできるゲームなら問題ありませんが、素直な配置を前提とした決め打ちのゲームだと苦労しそうです。
- まあ、購入してから1年近く使ってきて、なんだかんだで今時その辺で不自由するゲームはまずないのでほぼ問題はありませんでしたが。
- XInputに切り替えると、A/B/X/Y=1/2/3/4……という、まあわからんでもない(かつ、A/Bが1/2なので比較的使いやすい)配置になるのですが、今度はLRがZ軸扱いになり、サターンパッドを使いたい状況にはちと適さない感じに。
- USBコネクタの接続がちょっとガバいというか、かっちり嵌まらず挿さった状態で左右にグラグラする感じでした。とはいえ、プレイ中にいきなり抜けたりするほどではなく、2~3日経って再度使おうとしたら抜け落ちてはいないものの少し外れて接続状態が切れていた、くらいの感じですが。
- 2つまとめて買ったのですが2つとも同じような感じでした。ロットによる差とかはあるかもしれません。
とまあ、気になる点もあるにはあるのですが実用上大きな問題はなく、何より一番重要な手触りの再現性は100点満点。いい買い物でした。
HP Tango(プリンター)
自分は主に業務に利用するプリンターとして、これまでEPSONのモノクロレーザープリンター、LP-S120を使ってきました。A4ページプリンターとしては非常にコンパクトで、トナーも小さくて交換しやすい。本体が購入時に1万円切っていて、じゃあトナーがお高いんでしょう?と思いきやそんなこともなく。SOHO(って最近言わないなあ)の強い味方!的な名機だと思います。
……が、 2013年末に購入してから約6年、 とうとう壊れてしまいました。まあ十分働いてくれたかな……。というか年末の大掃除のときにプリンターもオーバーホールだー!とエアーダスターを吹きまくってから動かなくなってしまったので、これがトドメを刺してしまったのかも、だとしたら勿体ないことをしてしまった……。
というわけで買い換えを検討。まずはLP-S120の後継機とか出てないか確認してみたのですが、もうこのラインは存在しないっぽいですねー。どうしても一回り大きく、値段に至っては数倍からになってしまう。EPSON的にはこのラインはビジネスインクジェットに移行なんですかねえ。
あとはCanonも同様のコンパクトレーザープリンターを出していたはずなので(LP-120購入当時に比較検討しました)確認したら、新機種ではないけど一応現行ラインナップに存在しました。が、新機種じゃないどころか2014年頃に出たもので、要するにLP-S120とほぼ同世代。今更これを買うのもな~、ということでもう少し幅を広げて、この際インクジェットも含めてとにかくコンパクトなものを……と調べたところ……HP Tangoなるプリンタに到達。「あ、そういえばHPってプリンタも作ってたんだっけ」ってレベルだったので完全にノーマークだったのですが、価格.comで条件絞り込んで検索してたら出てきました。ありがとう価格.com。
純粋に設置面積が少なくて済む上に、上蓋を閉じて排紙トレーを収納すると見た目にもコンパクト。レーザーからインクジェットへの移行になりますが、最近は流石にペーパーレス化的なあれもあって使用頻度も落ちてるので、まあいいかなと。それよりカラーも印刷できるようになるのがありがたいですね。イラストや写真を扱う機会はほぼないのですが、宅配便のオンライン集荷依頼なんかでラベルのカラー印刷が必要になることがちょいちょいあるので……。
あと、とくに国内メーカーだとデフォルトが複合機になっちゃってて、要らない機能のためにサイズが大きくなるのがなー、という感じだったので、印刷機能のみでコンパクト、というのも気に入りました。
そんなわけで注文して数日で到着。スマホからも使えるというのも売りですが、逆にもしかしてPCから使うにも専用アプリからしか印刷できなかったりするのでは?と危惧しましたが、別にそんなこともなくWindowsにプリンターとして登録され普通に使えました。よかったよかった。
印刷画質なんかはとくにこだわりがないので「普通に綺麗」としか言いようがないですが、とにかく場所を取らずに(モバイル用の簡易版とかでなく)フルスペックのA4プリンターが使えるのがいい感じ。接続方法がWi-Fiオンリーで電源以外のケーブルが不要なのもよいですね(無線は今時標準っぽくはありますが、無線のみという割り切りが い い)。
「そこまで頻繁に使わないけどとりあえず1台プリンターは用意しておきたい」って感じなら個人的にかなりオススメしたい機種です。割と安いし。というかいつ見てもなんかキャンペーンやってるし。
ちなみに「インテリアに馴染む」とかデザインのお洒落さもアピールしてるようですが、普通に床置きしてます。すまんな……