C79戦果メモ その8 「テール島の迷宮」

ジャンルは“迷宮探索RPG”(公式より)。概要などは窓の杜のレビューあたりを参照していただくとして、こっちでは個人的な思い入れやキャラ成長記録などを徒然なるままに。

前置き的なもの:RPGはやっぱり戦闘が面白くなくっちゃ

RPGを楽しむにあたってのポイントというのは勿論、作品それぞれ人それぞれでしょうけど、私自身が過去にはまった、今はまってる作品を思い浮かべると、やはり戦闘が面白い作品が好きなんだなと思います。何だかんだいって、費やす時間で言えばプレイ時間のかなりの部分を占めますしね。

とくに好きなタイプは、コマンド事前指定ではなく敵味方入り交じって順次行動順が回ってくる(かつ、その行動順が見える)タイプ。さらに言えば、魔法や一部のスキル発動に溜め時間があって敵の魔法・スキルをキャンセルできるタイプが大好きです。その時々の状況に応じて適切な判断をしたり、一歩先を見越して魔法の準備をしたり。行動順の巡ってくる早さによって、キャラクターの素早さを表現できるのも魅力です。かといって完全にリアルタイムになってしまうと反射神経が鈍い自分にはついていけないので、このくらいがちょうどよいです。

このタイプの原体験はグランディアかな。最近ではWILD ARMSの4thや軌跡シリーズ、フリーゲームではブルーバレットもハマりました。

戦略性とシンプルさのバランスの妙

テール島の迷宮 戦闘画面
テール島の迷宮 戦闘画面

そして「テール島の迷宮」もこのタイプなのですが、さらに装備品の重量によって行動順が回ってくる早さが変わるという仕組みにより、キャラクターの育成・カスタマイズがより戦略的で楽しくなっています。とはいえ、これを「WP」という値に単純化することにより、煩雑になりすぎることもなく、「適度に悩める」感じになっているのが素敵だなあと思いました。

RPGの各種システムの構築というのは、複雑な現実をどこまでデフォルメしてゲームに落とし込むかというバランス取りなのかなと思うことがあるのですが、本作の装備まわりはその辺ほんと絶妙だなと。重量による行動順の変動についても、STRベースでキャラごとに可搬重量を算出して超過したら……とかやった方がリアルですし、そういうゲームもありますけど、本作の場合は「重い装備はWP増加量が多い」とわかりやすく、かつ戦略要素をもたせるには十分な形で実装されています。何というか「これ以上やると煩雑」というギリギリの線をうまく押さえている印象です。

魔法の扱いについても同様で、「魔法使いは金属製武器や防具を装備できない」といったルールを追加するのではなく、魔法も防具の1つとして扱うことで、3つという限られた防具スロットをどう割り振るかというシンプルな戦略性が。本格的に魔法使いとして使うなら2つは魔法を装備させたい→そうなると防御は薄くなるので後衛に……といった感じで、自然に魔法使いらしい扱いになります。が、敢えてセオリーを無視する自由度があるのもまた楽しいところかと。

あとは武器毎の熟練度も好きなシステムです。「やった行動に応じて強くなる」って、適度にリアルで面白いなと。FFIIとかすごく好きでした。

適度に不親切

本作、メインダンジョンの洞窟のほかに草原や海岸などいくつかの野外ダンジョンもありますが、どこでどんなイベントが起きるかは必ずしも順序が決まっているわけではないので、行ってみたら「まだその強さでは行くべきではなかった」ということが結構ありました。メインダンジョンも、チェックポイント的なボスイベントを越えると急激に敵が強くなったりするので、「ああ、どっかで鍛えてから来いってことなんだな」とはわかるんだけど、どこで鍛えればいいかわからんという(苦笑)。

難易度上昇のバランスがよく、行き先で迷わない今時のJRPGもそれはそれで好きですが、新しい場所で初めて遭遇する「ザコ戦」で、敵の強さを見極めながら、ときには思わぬ全滅のピンチにドキドキしながら戦うのも乙なもの。「次どこ行けばいいのかわかんないなー(敵の強さ的な意味で)」とか思ったあと、「そんなもん自分で探せ、この○○○!」という自問自答がありました(笑)。一方で、倒し方をパターン化できた頃にはちょうどレベルも上がっているので、そうなると今度はサクサク進めるようになるというのも、バランスがいいと感じた所です。

各キャラクターの成長記録など

効率よりも雰囲気重視でプレイしたので、若干不合理なキャラ育成になっちゃったかなーと思う面もあったりします。なお、画面は最終ステータスなのと、本文でもゲーム後半の装備などに一部触れているので、ネタバレが気になる方はご注意ください。

ロゼッタ

テール島の迷宮 キャラステータス「ロゼッタ」
持たせたい弓があるんだけど素材集めを断念

某ライターさんから某原稿を頂いたときキャラ紹介に「少女」って書いてあって、「やー少女って歳じゃないでしょー」と思いながら公式のキャラ紹介みたら確かに少女と書いてありました。私の中では成人してるかしてないかくらいのイメージだったんですけど。まあ別にそれくらいでも少女でいいのかな。世の中には25歳の魔法少女とか居ますし(おい)。

行動力と決断力、機転により頼もしい主人公ぶりを発揮しつつ、中盤から徐々にみえてくる弱さとそれに立ち向かっていくさまにも心を打たれました。ラスト近辺は結構涙腺に来るシーンも。

ビジュアル面では、(最近同じようなことばっかり言ってる気もしますが)豊富な表情が魅力。あとステータス画面で見られる、威風堂々とした立ち姿にマジ惚れます。あと、某所のレビューでフローレンス嬢がおっぱい担当と書かれていましたが、僕はロゼッタさんくらいの方が……お前は何を言っているんだ。

成長の基本方針は、魔法使い6:弓使い4くらいのバランスで。ただ後半は中級以上必中である魔法の使い勝手が相対的に上がっていったので、最終的には魔法7:弓3くらいのバランスになりました。魔法は中級攻撃(おおむねフレアピラーかライトニングを敵属性によって使い分け)とリザレクション。攻撃魔法は詠唱時間と消費MP、効果のバランスを考えると、上級より中級のほうが使い勝手がいい気がします。あと、色々属性はあるけど、ライトニングがかなり汎用性高い気が。メインダンジョンは洞窟だけに土属性は耐性持ちが多い気がしました。

HP回復は弓スキルの癒しの矢のほうで。自分を回復させつつ余裕があるときは他人もって感じです。弓スキルはそのほか、影縫い→急所撃ち方面を強化。ステータスはMAG重視だけどDEXにもけっこう振ってます。でもこんだけ振っても影縫いは結構ミスります。スタンはできなくてもダメージは与えられる剣スキルの峰打ちと違って、影縫い当たるかミスかの二択なのが辛い。また、急所撃ちはちょい格下くらいの敵だと割とよく効くので覚えた当時は楽しくて使いまくっていましたが、これも外すとノーダメージなので堅実に行くなら結局魔法になっちゃったりします。

クリス

テール島の迷宮 キャラステータス「クリス」
剣使いにすればここまでDEX振らなくてもよかったのかな……

この人も年齢が読めないというか、パッケージ絵と立ち絵でだいぶ印象が違います。パッケージのほうが若々しく見える。経歴を考えると、そこそこ歳いってそうに見える立ち絵のほうがイメージにあっていたりはしますが。さておき、ひとまわり上っぽい落ち着いた視線での、よい保護者、アドバイザーぶりに好感をもちました。ロゼッタへの態度もそうですけど、少年達に相対するとき、相手を子供として甘くみない所が好きです。

成長コンセプトは「信頼できる壁」「四番バッター」。「すばやさ(低WP)は正義」の本作において敢えて重装備で防御を固めつつ、DEXを十分に振って順番が回ってきたら必ず大当たりが出るという位置付けに。武器は剣と斧で迷いましたが、ミシェルを短剣使いにするつもりだったので斧にしました。斧の命中率が低いって聞いたのはクリア後です(苦笑)。あと、壁といっても敵は割と普通に後衛も直接攻撃してくるので、攻撃を自分に集中させるスキルなり装備なりが欲しいかなーとちょっと思ったりはしました。

スキルは、とりあえずステータス低下攻撃に貴重な出番を使うつもりはないので、兜割り→腕砕きは無視で。「やや当たりずらい」方より十文字斬り方面を重視して成長させました。トマホークは威力と消費HPのバランスもいいし、嫌らしい鳥系にもよく効くので中盤重宝しましたね。大車輪はザコ掃討に大活躍。大震撃や地震は地属性が逆に足を引っ張ってあまり使いませんでした。

斧は後半、面白いドロップ・レア武器が結構あって、どれか1つに絞れず色々使ってました。パルチザンが結構、攻守バのランスがいいんですよね……。

ミシェル君

テール島の迷宮 キャラステータス「ミシェル」
スキル使いにしてはVIT振りすぎたかも

酒場か何かでもアドバイスあったように鞭か弓使いにするのがスタンダードなのでしょうけど、なんか直感的に、この子が短剣もって「蝶のように舞い、蜂のように刺す」イメージが浮かんだんですよね。本人も剣を使いたい的なことを言っていた気がしますし(うろ覚え)。

カー・シーの尻尾が勿体ないのでしばらくは鞭使わせてましたが、シルバーナイフが買えるようになってからは短剣使いに転向させました。といっても、それ以降はあんまりいい短剣が無いんですよね……。というわけでしばらく控えメンバーになっていましたが、ウルフナイフを合成してやっと前線復帰。剣スキルをめきめきと身につけて行きました。疾風斬り with 必中属性がザコ掃討に便利。ミシェル君はHPが高すぎず低すぎず、また剣スキルは消費HPが少なめなものが多いのでどんどんスキル使えるのもいいですね。

あと、DEXをかなり上げましたが最終装備が必中のウルフナイフなので無駄に……なることもなく、WPの低さも相まって安定したスタン要員に。ラスボスすらかなりの確率でスタンできました。峰打ちは万が一スタン失敗しても100%ダメージなのもいいですね。あと、剣の舞は正直なところ魅せ技の側面が大きい気もしますが、せっかくなのでラスボスで使ってみたらちょっと快感でした。

姉御

テール島の迷宮 キャラステータス「ソフィー」
VIT振りすぎっぽい以外は唯一振り方にぶれがないかな……

いやちゃんとソフィーって名前がありますけど、何となく私の中では「姉御」。さておき、成長方針は完全に魔法使い一本道。武器は初期のまま鞭系を伸ばして呪歌を極めようかと思ったのですが、ロゼッタが弓使いな分、魔法使い向けのレアな杖が余ってしまうのが勿体ないので杖使いに転向しました。

どちらにせよ後衛からなので攻撃要員としては全くあてにしておらず、余裕があるときにザコ相手に「素振り」するような感じでしたが、何とかEXボス直前くらいに回復系スキルを極められました。

ここまでの4人がラスボス~EXダンジョンあたりのデフォルトメンバー。追加メンバーが初期加入の2人ですが、完全にたまたまです。この頃になると雇用費とかほとんど誤差の範囲ですし。各メンバーを順繰りに鍛えていたら、ちょうどラスボス突入メンバーがこの編成だったという……。EXはそのまま流れで。

マックス

テール島の迷宮 キャラステータス「マックス」
フレアレザーと魔法のマントで火耐性かぶってますが、これはフレアレザー作ってあげてから一度も冒険に連れ出してないからです(汗)

オーソドックスに体術一本で。防御が薄いですが、瞑想を覚えてからは正拳突きで確実にダメージ入れつつときどき瞑想で回復、みたいなサイクルで使っていました。鳥系に一発で落とされることもありましたが(笑)。

明鏡止水がどんな効果か楽しみにしていたのですが、先にかまいたちを取ったらあと残り6~7SPで覚えられるってところで熟練度カンストしちゃいました。最初のカンストがこの人だったので熟練度の最大値を知らなかったんですよね。冷静に考えれば、酒場で「全部のスキルはとれない」というアドバイスもあったのだから、この辺りで打ち止めになると判断してしかるべきだったのですが……。まあ、かまいたちもかなり使い勝手のよい技なので、これはこれでよかったのかもしれませんが。でも、個人的に唯一育成で心残りな点で、その後あまりマックスを使わなくなってしまいました。熟練度カンストした上に、他の武器を使わせる気にもならないからこれ以上育てようがない、というのもありますが。

なお、明鏡止水の効果はクリア後に作者さんのTwitterに書かれていたのを確認しました。うわーやっぱり欲しかった……。また、熟練度の最大値がわからない点についてはTwitterでぼやいていたのを作者さんに拾っていただき、現在はオンラインマニュアルに最大値が明記されています。

フローレンス嬢

テール島の迷宮 キャラステータス「フローレンス」
どの魔法使わせるかは悩み中のまま終わってしまった

加入時、自分が育てたロゼッタとキャラもろかぶりじゃないか……と頭を抱えましたが、ロゼッタが魔法7:弓3なら逆に、弓攻撃メインで魔法は補助という方針で育てることに。また、DEXにつぎ込んだらこれまたロゼッタとかぶるだけなので、STRに振って「数打ちゃ当たる」に賭ける方向で。そんなわけで、五月雨撃ち覚えたときには狙ってたキャラにできたな、と思いましたが、そのときにはもうクリア直前でした。

以上、キャラについてはこんなところです。……え、誰か忘れてないかって?いや、それこそ斧戦士として育てていたクリスともろかぶりでして如何ともしがたく……。

ちなみに、物理攻撃キャラもバランス型で育てていたためSTRにそれほどつぎ込んでおらず、後半は相対的に魔法が大活躍しました。必中だし。EXボスに至ってはクリスを手ぶらにしてミシェル君と一緒にアイテム担当、ロゼッタとソフィーで魔法撃ちまくりという構成に。ちょっと格好悪い(汗)。

やりこみ要素込みで30時間ほど熱中

そんな感じで、EXダンジョンクリアまで30時間ほど。と書いてしまうと人によってはボリュームが多すぎて手を出しにくいと思われてしまうかもしれないので補足すると、普通はこの半分もかからないと思います。早い人だと本編クリアまで8時間とか見かけたような……。では何故そんなにかかったかと言うと、自分の場合、クリアしたらそこで満足しちゃうので、やりたいことは先に全部やっておこうと思って、普通はクリア後にやるようなやり込みも全部クリア前にやっていたのでした。飽きずに続けられたのは、ダンジョン入り直せば宝箱再配置+高速移動のおかげでストレスなく素材集めができるからというのもありますが。

ストーリーも、最近のJRPGのようにどんどんイベントが押し寄せてくるような感じではなく、待ち構えている深淵へと徐々に迫っていくもので、テール島の人々との交流を楽しみながらじっくりと取り組むことができました。テキストはそれほど多くないけど、ひとつひとつのエピソードが丁寧に描かれており染み入る感じで。クリスの過去話とか渋いよね……。

そんな感じでいったん終了。各武器種別ごとの最強武器や各スキルの特性も把握したし、熟練度の最高値もわかったので逆算して最適なスキル構成を構築できるので、2周目をプレイして「ぼくのかんがえた最強パーティ」を作るのもありかなあと思ったり。全体攻撃や状態異常攻撃など面白い特性のある鞭を極めたのが一人も居ないのも心残りですし。また、クリア後に他の人のプレイなどをみると、どうもVITに振りすぎたんじゃないかという疑惑が……。スキルがHP割合消費なので使いにくくなるとか、言われてみればって感じですがあんまり深く考えてませんでした(汗)。

ただやはり、今のパーティにも思い入れがあるので1からやり直すかは悩ましいところです。でもやっぱり明鏡止水を発動してアチョー状態のマックスを見てみたい。それだけが未練です(笑)。

 

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