普段あまり「神～」とか言わないんですけど、あまりの感動と興奮により使っちゃいました。
さておき。今はなきGoogleリーダーがサービス終了して以来、RSSリーダーにはWeb上で動作するNewsBlurを使っています。
- RSSリーダーをGoogle リーダーから「NewsBlur」に乗り換えた（2年前の記事ですが大きくは変わっていません、細々使いやすくなっていますが）
今回、自分のミスで1,000件以上の全登録RSSを削除するという大事件を起こしてしまったのですが（仕事の情報ソースなのでシャレ抜きで路頭に迷うところでした）、NewsBlurサービスのすばらしい機能により首の皮一枚で繋がったので、ここに記録し、（自分がRSSというものを使い続ける限り＆サービスが継続する限り）永遠にNewsBlurを使い続けることを感謝と共に誓う次第です。
エントリを1つ削除するつもりが、間違って全エントリを選択（多分）
きっかけはあるブログが移転したこと。一応、リダイレクトで新ブログの更新情報が取れるようになっていたのですが、NewsBlurの中でどういう扱いになっているのかわからなかったので（サーバー側のリダイレクトが反映されているのか、登録URL自体を書き換えてくれたのか……今にして思えば設定みればわかったかもしれませんが）、今の登録を消して改めて新ブログから取得したRSSのURLを登録し直すことにしました。
エントリを選択して、削除……したつもりだったのですが、その後どうも様子がおかしい。というか真っ新？みたいな？いや、未読消化したばかりだからおかしくないか……と思ったのですが、既読を含めた全RSSを表示しようと思っても出てこないっぽい？
これ、もしかしてやっちゃった……？とパニックから、徐々に状況を認識して目の前が真っ暗になりかけたところで、メールが届きました。
RSSエントリを全消ししたら、念のため消す直前の登録情報をOPMLでバックアップしてメールで送ってくれるNewsBlur
メールのタイトルは「Backup OPML file of your NewsBlur sites」。内容はこんな感じ（引用）。
You have deleted an entire folder of feeds, so here’s a backup just in case. It contains 1040 sites.
You can re-upload the attached file to NewsBlur and get all of your sites back.
Just go to Manage > Import > Upload OPML.
「お前フィードの全フォルダ消ししただろ、念のためバックアップ送るわ。戻したかったらインポートしな（意訳）」ということで、OPMLファイルが添付されています。
おお、神よ。
というかこのメールが来るのがとても早く、厳密にはパニック→絶望→希望、というよりはパニックと同時進行な感じで、このメールを見て何が起きていたのかいよいよちゃんと把握した、というのが実際のところです。無事復旧できることがわかってから、冷静になって自分が何をしでかしたのか気付きました。
完璧に隙のないフェイルセーフ
いやーこの対応は本当に素晴らしいです。フォルダ全消しのような影響の大きい操作は念入りに確認するというフールプルーフの方向もあると思いますが、それだと結局よくわからないままハイハイ押しちゃうかもしれません（英語だし）。やはりやっちゃったものを戻せるという方が正しいと思います。
メールで来るというのもよいですね。クラウドサービス側でごみ箱みたいのがあるのが普通ですし、それでもよいとは思いますが、既に1回失敗しているので、取り返せない操作をしてしまわないか怖いです（「ごみ箱を空にする」のような）。また、気付かず使い続けてしまう（流石に次に未読が溜まるタイミングで気付くと思いますが）恐れもあります。
対して、メールでOPMLファイルが送られてくると、ローカルにデータがあるという、どんなにクラウド側がむちゃくちゃになってもここから戻せるという安心感があります。また、メールが来ること自体が通知になります。旧来型の方法ですが、サイトを開いているとは限らないクラウドサービスでは正解かと。
そんなわけで
インターフェイスデザインも機能もイケてて（タグでフィルタリングとかできるよ）これまでも特に不満なく愛用していたNewsBlurですが、さらに好きになりました。年24ドルの有料サービスですが（フリー版もあるけど登録64サイトまでとかあまり条件が実用的でない、お試し向き？）動作も結構安定しているし（年に数回はサーバー落ちるけど数時間以上戻らなかった覚えはないかな）お勧めです。
