C81戦果メモ4 ADV「オフライン少女 ~プロローグ~」

大阪・日本橋を舞台にしたアドベンチャーゲームのプロローグ版。最近増えてきたワイド画面で最低解像度は1,280×720。ハイデフだー、ってあんまり言わなくなりましたね。

オフライン少女 ~プロローグ~ ハジメ
残念系イケメンと言う奴でしょうか

最近、秋葉原を舞台に主人公やその周辺がオタクで、設定にもネットなりオタク界隈のお約束(文化とまで言ってしまうと小恥ずかしい)を取り入れた作品がありますが、本作はその日本橋版という趣。主人公のナユタは友人に付き合って(巻き込まれて)色々顔出す程度のライトオタ、親友ポジションのハジメは知識豊富・一家言あり系の全方位ガチオタ(※ただしイケメンロン毛)、それに昔なじみのゴスロリハーフっ子あたりがオタク勢。加えてナユタがハジメに引っ張られて観に行った地下アイドルのライブで偶然出会ったアイドルのリッカがヒロイン的立ち位置な感じかな。

オフライン少女 ~プロローグ~ リッカ
追っかけファン上がりのスタッフが云々

まだ1時間弱程度のプロローグなので話はさわり程度ですが、話の軸になりそうなものの1つがリッカもそこに含まれる地下アイドルの世界。地下アイドルって言葉自体知りませんでしたが、作中での扱いや軽く調べた感じだと、一時期アキバ系アイドルとか言われた感じのインディーズ系なあれかな?(←ほんとにわかってんのか) さておき、ナユタがライブハウスで迷ったことから、文字通り楽屋裏でのドロドロしたあれこれを目にすることになり、そこから徐々に関わっていく感じで。知らないからこそ素直な感覚でおかしいことはおかしい、と切り込んでいくナユタと、どうも事情に通じていて因縁もありそうなハジメのコンビがバランスいいなあと思いました。ナユタも勘違い熱血系とかではないので、どこまで踏み込むかの引き際もわきまえているのは好印象。

ちなみにナユタについては、進学せずに家でプログラム開発していることを親に咎められているのを鬱陶しく思っているような描写があるのですが、どうも親が嫌いというわけではなく、むしろ理解してもらえないことへの苛立ちみたいのを感じていましたが……。公式サイトのキャラクター紹介を見て納得。いい子じゃないですか……。

もう1つの軸になりそうなのが、Googleのストリートビューがモデルと思われるサービスの存在。今度、これが地下街にまで対応するらしい、という話があって、ここまで割と現実に即した流れだったので(地下アイドル界隈の裏側がどのくらい事実ベースかはともかく)ついプレイヤー視点で「あれ、そんな話あったっけ?」と思っちゃいましたが、この辺りから現実から外れていっているっぽい。ナユタはこれと連携するスマートフォンアプリを開発しているなど、徐々に話に絡んできそうな感じです。

オフライン少女 ~プロローグ~ シナリオ選択
タイムラインっぽいシナリオ(キャラ)選択

……といったところでプロローグ終了かなー、と思いましたが、○○が解放されました、みたいな表示が。おお、マルチサイトか。しかもキャラクターは後者の軸に大きく関わってきそうな。ダブル主人公?ヒロイン枠その2?あるいは他のメインキャラの視点も含めて行き来する群像劇的なあれかもしれません。「オフライン少女」というタイトルの意味もまだ掴めていませんが、リアルから半歩踏み出しつつも地に足がついたオタク・アイドル・プログラマ界隈の話として進むのか、よりSF的方面に進むのか(タイトルからはそっち系を想像してました)、いずれにせよ先が楽しみです。インターネットや情報の扱い、街の風景など、変化していくものに対する考察なども興味深かったり。

オフライン少女 ~プロローグ~ ベッキー
今のところ立ち位置不明な後輩ちゃん(ゴスロリ枠)も気になる感じで

あとはまあ、ナユタサイドのイベント絵が、今回2つあるうち2つとも「間違えてアイドルの楽屋の扉開けちゃったら着替え中で以下略」というあたり、そっち方面も期待しちゃっていいのかなあと(笑)。というか、この体験版自体はとくに18禁表記とかありませんでしたが、公式サイトでスペックみたら完成版は18禁みたいですね。うむ(何が)。

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