【また1年遅れ】“フリゲ2015”投稿コメントをもとに2015年にプレイしたフリーゲームを振り返る【恒例にしたいわけじゃない】

ワールドピース&ピース

フリーゲームの投票企画「フリゲ20XX」への投票コメントをもとに、今年1年プレイしたフリーゲームを振り返る……のではなく、その前年にプレイしたゲームを振り返る企画。いや企画っていうか別に狙ってやっているわけではなく、「どうせ記事にするなら2周目プレイしてから」というゲームがあったりして、そう思っているうちに時期を逸してしまうだけなのですが。い、1年が経つのが早すぎる……。

ともあれ、一応現在行われている“フリゲ2016 ”の存在を知る人が一人でも増えれば、という意図もあるので、流石にその投票期間終了(23日いっぱい)までには、ということで重すぎる腰を上げた次第です。いやーしかしもし次をやるなら、1年遅れは流石に今回で最後にしたい。と言いつつ既に、今年プレイしたゲームで2周目プレイしたい作品があったりするのがあれですが……。

さておき。昨年は15本ほどに投票いたしました。以下、タイトルのリンクは窓の杜で紹介した際の記事へのリンクです。

RPG

ワールドピース&ピース

ワールドピース&ピース

 

ワールドピース&ピース 戦闘画面

確率制御による連続行動が面白い独自戦闘システムですが、同じキャラクターが続けて行動すると連続行動の発生率が大きく下がるため、自然と複数キャラクターによる連携シチュエーションが発生するのもアツい。終盤以降のボス戦は絶望を感じるレベルで厳しいものもあり、その分達成感も格別でした。シナリオは一部くどく感じる部分もありましたが、多数のキャラクターが徹底的に掘り下げられ、長い長い絶望的な展開の先に訪れるカタルシスは格別。作品世界に浸りすぎてしまうとプレイ後しばらく現実に帰ってこれない、いい意味で後を引く作品でした。

プレイ時間は90時間を超えました。個人的な感想はRPGよろずブログ「RPG-Fan!」の方に書きました

ざくざくアクターズ

多数のキャラクターを魅力的に描くためさまざまな要素が用意された作品ですが、個人的にはユニークなボスの数々に、前衛入れ替えを駆使して立ち向かっていくのが特に楽しかったです。シナリオはコント調の掛け合いが面白い一方で、ほろりとする人情話や激アツ展開、シビアな現実にはっとさせられる展開など幅が広く引き込まれます。多くのキャラクターを管理する上で手間になる部分への配慮も行き届いており、ボリュームのある作品ですが最後まで熱中して遊ぶことができました。

こちらは本編クリアまでのプレイ時間が100時間突破。しかもまだ現在実装されている全要素をプレイできておらず。アップデートが予定されているようですのでその後、改めてじっくりプレイしたいなと思っています。

Mystic Star

Mystic Star 戦闘画面

スーファミ風を謳う作品ですが、自分のようにそこまでスーファミに思い入れがない者でも楽しくプレイできました。ワールドマップで行ける場所が広がっていき、未知の大陸を探検していく感覚は特定世代に限らず、王道RPGの醍醐味だと思います。魔珠や装備によるカスタマイズ、パーティ編成による戦略など戦闘面も楽しい。ストーリーは王道ですが個性的なキャラクター達がいい感じに盛り上げてくれていると思います。グラフィックはレトロ調でも、ユーザビリティは現代に十分通じるものなのもありがたいところです。

こちらも個人的な感想はRPGよろずブログ「RPG-Fan!」の方に。

カリスは影差す迷宮で

アイテム入手により行ける場所が増えるほか古文書の内容が攻略のヒントになったりと、ダンジョン探索の醍醐味が詰まった作品。限られた日数の中で、1日を終える以外にMP回復手段がなかったり開けるのに日数がかかる扉があったりと、短期的にも長期的にもリソース管理が必要になるのもやり甲斐がありました。古文書から得られる断片的な情報をもとに、プレイヤー自身の手で物語を読み解いていくのも遺跡探索ものらしさがあって楽しかったです。

こちらもRPG-Fan!に感想など書きました。というか自分で記事書いたRPGは一通りRPG-Fan!に載せていきたいのですがなかなか手が回らず……。

Recovery Pain 序

Recovery Pain 序 戦闘画面

(実質)1vs1で、1ターンに複数回行動できる独自のサイドビューバトルは魔力溜めなどの戦術性がありつつも操作がシンプルでテンポも非常によく、ボイスやアニメーションによる演出も賑やか。ジャンプを駆使して進むマップもこだわりを感じました。自由成長型で装備品も一長一短がありキャラクターカスタマイズも醍醐味。ギャグ調の掛け合いも楽しい作品ですが終盤はシリアスもあり、続章の公開が楽しみな作品です。

おっさんと少女という組み合わせがまたツボでしてね……。

PRINCESS‐私の言うことききなさい!‐

3ボタンだけのシンプル操作ながら、タイミングを測る戦術が楽しめる作品。レベルがなくザコ戦をほぼ飛ばせる仕様なのもありがたいですし、装備の組み合わせも試行錯誤の楽しみがありました。反目しあっていた姫と騎士がお互いを徐々に パートナーとして認め合っていく展開もアツい。

リアルタイム性の高い1vs1的なバトルも面白かったですし、騎士と王女の物語としても大変よかったです。

満員世界

満員世界

最初は何をするべきか戸惑いますが、そこから手探りで「これは一体何事か」を掴んでいくのも含めて本作の醍醐味だと思います。倒せなかった敵を、装備を工夫して倒せるようになっていくのが楽しい。ラスボス後の展開は物語上の諸行無常感とプレイの作業感が合わさって何ともいえない味わいがありました。

パズル的RPGとしての面白さと、ラストの諸行無常感。

ASTLIBRA mini外伝

ASTLIBRA mini外伝

ド派手な魔法やスキルを駆使し、大量の敵を薙ぎ倒すのが爽快な作品。さまざまな装備品を使い込んでパッシブスキル(ポリンの力)を習得し、キャラクターをカスタマイズするのも楽しかったです。ストーリーは要所要所で展開する形ですが、終盤はちょっと切なくも主人公の決意が感じられるアツい展開だったりで、個人的は結構ぐっと来ました。

本編も楽しみですね。

明赤の塔

ここでちょっと番外編。バージョンが0.21であることを理由に「フリゲ2015」では投票対象外となっている(投票規約の「テスト版として公開されているゲーム」に相当するという判断と思われます)作品ですが、2015年にハマった作品なので合わせて記録しておきたく。魔法を駆使して塔を登っていく一本道ローグライクRPGです。

バージョン表記はともあれゲームとしてはエンディングまで完成しており、度重なる挑戦の上クリアいたしました。中盤以降は一手間違えれば詰みという状況が続発。カツカツな状況での状況判断を存分に楽しむことができました。ストーリーも、あまり多くは語られませんがラストなど結構ぐっと来るものが。

ノベル・ADV

春へと続く丘

春へと続く丘

春へと続く丘

春へと続く丘

退廃しつつも人々が懸命に生きる世界を、落ち着いた筆致で丁寧に、かつユーモアも込めて語ったテキストがとても好み。BGMもピアノ曲を中心に染み渡るような趣のある曲が多く聴き入ってしまいました。同一世界観の作品である「Colors/Forest」とのリンクも、そちらを知っていると「これって明言されてないけどあの人か!」とか「あれって今そうなってるんだ」などと読み解く楽しみがありました。

テキストといい世界観といい音楽といい、自分の琴線にクリティカルヒットする作品でありシリーズです。新作も楽しみ。

音楽は「誓い」がいいなー。前作「Colors/Forest」でいう「affected」ポジションの緊迫状況曲だけど、こっちはシンプルにピアノオンリーで、跳ねるような旋律が緊張感だけでなく楽しげでもあって、「私」の純粋さとか、ただ重いだけじゃない世界観とかが出てる感じ。サントラも購入しました。

CyberRebeat

CyberRebeat

CyberRebeat

ハッカー達がそれぞれの矜持をもって陰謀に立ち向かっていくのがアツい。とくに中盤以降、多視点、複数時代にまたがる群像劇として読み応えがありました。ハッキングシーンは現実に起こりえる事案や実在の競技をモチーフにしており、セキュリティ知識をもとに内容を読み解いていくのも面白かったです。

どのキャラクターも本当に格好良くて好きなので、いずれもう一度読みたいなーと思っている作品です。

fairy song~歌う革命~

限られた日数の中で効率的に条件を満たす最適解を探すのはパズル的な楽しさがありました。音楽をテーマに、仲間を集めるというゲーム内容と密接に結びついたシナリオも魅力。トゥルーエンド終盤は非常に胸が熱くなりました。

キャラクターも皆個性的ですが、とくに「少女」の健気さ、強さに胸を打たれました。

虚白ノ夢

バラエティに富みつつコンパクトにまとまったフィールド構造が秀逸。無駄に歩き回るようなことがなく、謎解きや物語に集中できる密度の濃い作品でした。一難去ってほっとした瞬間を突いてくるホラー演出も「してやられた」感があって楽しい。いや食らった瞬間は楽しいとか言ってる場合じゃないんですが……。

事ある毎に言っている気がしますが、マップがコンパクトなのが本当に有り難かったです。

アクション・シューティング

結晶石と錬金銃

性能も操作感も違うさまざまな武器を使い分けたり、組み合わせを模索したりするのがとても面白かったです。SEやカーソルのブレなどで表現される「撃ち込んでいる感覚」も気持ち良く、サブマシンガン系などは実際にマウスに反動があるかのように錯覚しました。エピソードの積み重ねで描かれるメインストーリーも良いですが、投資を通した技師との交流も楽しみでした。

RPG-Fan!に感想を書きました。RPGよろずブログに載せる対象かは微妙なのですが、Readmeに「※RPG,ACT,ADV,Novel成分を含みます。」とあるのでご容赦いただければと……。

プラネットハウル

「できないことが、だんだんできるようになっていく」達成感を存分に味わうことができる作品。使いこなせるようになった機体で、全方位から迫り来る敵を倒していくのもアツかったです。SF好きとしては設定も魅力的で、かつそれを活かした燃えるシチュエーションも多数。キャラクターが魅力的でネタ会話も楽しい作品でした。

マウス操作の全方位アクションシューティングゲーム……決して得意と言えるジャンルではないので、自分には無理だったら紹介記事の執筆は上手い人に任せよう、と思っていたのですが、ひいこら言いつつプレイして、最終的には難易度を下げる装備は一切なし、全ステージの約3/4をハードモードでクリアすることができました。や、やればできるもんだ……。特に3話の機体は「いやいやいやこれは流石に無理」から、慣れればそれなりに思ったように動かせるようになるのが本当に楽しかったし驚きでした。

ちなみに、プラネットハウルをクリアした今なら行けるのでは?とかつて序盤で断念した、同じ作者さんのマウス操作型アクションゲーム「モノリスフィア」を再プレイしたところ、こちらも苦戦しつつも何とかクリアできました(流石に全要素フルコンプまでは行きませんでしたが……)。楽しかった!

タイダルホッパー

水中を潜って力を溜め、そこからぐぐっと空へ飛び出し放物線を描いて滑空する感覚が気持ちいい作品。シームレスに変化するBGM、軽妙なSEなども相まって、触っていて心地よい、つい繰り返しプレイしてしまう中毒性のあるゲームだと思います。

音楽も含め本当に気持ちよく、中毒性の高いゲームでした。

シミュレーション

キャンディリミット

システムによる物語の演出が徹底していて、ゲームだからこそ体験できる物語を堪能させていただきました。キャンディとパンナコッタのキレのあるボケツッコミも楽しい。

よい体験をさせていただきました。

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