DOS/V POWER REPORT 10月号の特集企画「PCゲーム絶対名作100」に参加しました

株式会社インプレスのPC雑誌「DOS/V POWER REPOT」(通称パワレポ)が8月29日発売の2017年10月号よりリニューアルし、デジタル総合誌的な内容になるとのこと。個人的にはそうなってもなお「DOS/V」の名を冠するのがちょっと面白いなと思いつつ、それはさておきこちらの特集企画「PCゲーム絶対名作100」の選定・執筆にお誘いいただいたので参加してきました。

(パワレポは学生バイトとしてインプレスに入った自分が配属され、そのまま契約社員→社員と社会人生活の最初の数年を過ごした古巣であり、また今回お声がけいただいた編集さんも窓の杜時代に逆の立場でお世話になって、機会があれば恩返ししたいと思っていた方で……ってその辺は本題に関係ないのでこの辺で。)

企画内容としては10名弱のライターがまずはそれぞれ思い入れのあるPCゲームタイトルを20本ほど挙げて、それを集計したり協議したりで100選を決めた、という感じです。方向性がバラバラなライター陣の選定を纏めたことによりある程度のバランスは取れてるかなという印象ですが、基本的には「とにかく自分はこれが好き!」の集まりみたいな感じになっていると思います。集計する前提のため、ある程度は「他の人も選びそうなもの」を意識したりはしましたが。

また、現在新品入手可能、Windows 10で動作可能というレギュレーションもあるため残念ながら入れられない作品もありました(個人的には「マブラヴ オルタネイティヴ」は入れたいところでしたがWindows 10ではまともに動かないっぽい……)。私としては順位とかはあまり気にせず、知らなかったゲームと出会う機会として活用してもらえればと思っています。

ところで特集の最初にライターの紹介も載っていたのですが、知らないうちに「日本ファルコム好き」って書かれていました。ありがとうございます。

さておき、自分が紹介させていただいた作品について、ちょこっと語ってみようかなと。誌面の方をベースに全部書いてしまうとネタバレ的なアレになってしまいそうですので、ネットで公開されている私が候補として挙げた20選の中からいくつ裏話や補足など。

空の軌跡

当然のように(自分の選定の中では)1位です。と言いつつ、ちょっと迷いました。今となってはPS VitaでリメイクされたEvolution版の方が、単にイベントフルボイスだからというだけでなくユーザビリティの面でもお勧めなので。

なので自分的には「挙げてはみたものの……」と及び腰だったのですが、協議の場で「いやあ、やっぱりこれはあるべきでしょう」みたいな話になり、執筆させていただくことになりました。で、原稿でEvolution版もオススメ、と書いたものの編集の段階で購入方法についての記載が入ることになり、文字数の都合上なくなりました。まあ、映画的なオープニングなどPC版でしか体験できない要素もあるので、それはそれで良いかなと。

あと小ネタとしては、「脇役・敵役も含め一本筋の通った多数のキャラクターが登場」というのを見せるためのスクリーンショットとして、個人的に大好きなリシャール氏の名シーン「どうか一時の間、この○○に御身らを護らせて頂けますよう。」を載せようと思ったのですが、よく考えたらネタバレっぽいのでその少し前の無難な台詞のシーンに差し替えました。悩ましい……。

BALDR SKY

なんとこの企画、一般紙としては珍しく18禁OKということで、それならば!と満を持して選定。商業PCゲームとしては空の軌跡に続いて思い入れの深い作品です。仮想世界とAIをテーマとしたサイバーパンクSFとしても、コンボ系のアクションシューティングゲームとしても個人的大名作。

ダウンロード販売がない(戯画、なんでやらないんだろうなぁ……)ので入手性にやや難ありなのですが(一応選定時点で、Amazonで新品を買えることは確認済み)、それでも推したい、と入れさせていただきました。来年Steam版が出る予定ですが、日本語入るかなぁ。最近のトレンドを考えると入らないってことはないよねぇ……?と思いつつ、確定情報出るまでは不安が……。

画面キャプチャも頑張って結構かっこいいシーンが撮れたと思いますので、見ていただけたら嬉しいですね。

片道勇者プラス

自分以外にも候補に挙げていた方が居たこともあり、結構上の順位になりました。というわけで1ページ枠で紹介しています。ヤッタネ。

1点補足しておくと、紹介文の最後にSteam版についての言及があり、ざっくり言うとPLAYISMで買うより高くなるので悩ましい、的なことが書いてありますが、こちらは私の意見ではなく編集側で追加された文章になります。個人的にはそうは言っても数百円の差であり、それでいて実績とかクラウドセーブとかあるので断然Steam版がオススメですね。(実際に仕上がった本を見て初めて知りましたが、記名原稿でこのレベルで文意を変えるなら事前に一言欲しかったなぁ……。)

水夏(記事では現在入手可能な「水夏A.S+ ~SUIKA~」として紹介)

こちらも18禁(全年齢版もありますが)。「絶対挙げるの自分だけだろうけどそれでも挙げておきたい」枠。記事執筆のために十数年ぶりに再プレイしまして、流石に細かい所は忘れてるのですが印象的な文章とかで「ああ、あったなぁ」と感じ入るなどしました。「物語の開幕を告げる、音。」とか。

さやか先輩は永遠のヒロインだと思うので紹介文とキャッチコピーに「さやか先輩は永遠のヒロイン」って書いたらそのまま通った……。(そういうノリの企画です。)


そのほかフリーゲームや同人ゲームなども含め数本紹介させていただきました。他の方の執筆分もバラエティに富んでいて、なかなか読み応えのある特集になったかなと思います。あと紙が光沢系で割と厚手の結構良さそうなもので(リニューアルで変えたって書いてありました)、色とりどりの画面キャプチャーが詰まっていてパラパラめくってるだけでも結構楽しいかも。

と言いつつ、電子版もあるのでそちらでも。Kindleとかもお手軽でよいと思いますが、以前と変わっていなければ出版社直販の電子版がDRMのないPDFのはずなので個人的にはこちらをお勧めしたいですね。インプレスはこの点をもっとアピールすべきだと思う……!

そんな感じで、機会があれば見てみていただけると嬉しいです。

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