- Astebreed trial C83/えーでるわいす
プレイしたのは1月末頃。2月~4月のもろもろ作業が一段落したら感想書こうかなー、と思っているうちに、ゲームシステムががらっと変わった新テスト版が出ちゃいました。どうしたものか悩みましたが、ストーリーや演出面は大きく変わらないだろうというのと、これはこれで思い出として記録しておきたいので書いちゃいます。冬コミ版はステージ3まで収録。
SFマインドにあふれるストーリーが、フルボイスによる会話でシームレスに展開
ディテールまでモデルが作り込まれたハイクオリティな3DCGとか、派手で豪華なエフェクトとか、シーンによって縦、横、正面とぐるんぐるん変化するスクロールとか、メロディアスなBGMとか、なんかもう「すげー」としか言いようがないのですが、個人的にとくに気に入ったのが、会話によってシームレスに展開するストーリーです。
ステージ開始時やボス戦の前に会話デモが入る、というタイプではなく、プレイ中随時、進行に応じて会話が入るタイプ。割と頻繁に入って常に賑やかなのですが、字幕に加えてフルボイスであること、一つ一つの会話の間の取り方が絶妙であることから、そちらに気を取られすぎることもなく。ボイスも明瞭で聴きやすかったです。流石に1周目の2面後半あたりからは(自分の腕だと)余裕がなくなって聞き逃しもありましたが、2周、3周あたりで物語も把握できました。シールド制で、精密な弾避けを必要とするような内容ではないのも合っていると思います。
また、ステージクリア時も、会話しつつそのままシームレスに次のステージへ移行。細切れ感がなく、物語の大きな流れを追体験している感覚。ゲームとしてももちろん面白いのだけど(詳細後述)、映画のようでもあり。って、そもそもステージクリア後のリザルト画面みると「Act.1」とか書いてありました。納得。
ストーリーは、本バージョンでは背景設定がわかるような資料(マニュアルとか)はないので作中の会話シーンから読み取れる範囲ですが、地球と異星人との戦争、何らかの形で兵器と一体化?している姉妹(片方が主人公の相棒、片方は人類の敵!)、戦場で己の義を通す者達のやり取り……とか何かとドストライクな感じで。
キャラクターは、お調子者だけど熱血漢の主人公、主人公の相棒をつとめるクールなフィオ、人類への深い恨みをみせつつヤンデレシスコンっぽい(笑)エストほか、声優さんの演技が臨場感に溢れるものでハマってました。とくにフィオさんのつれなさがもう素敵で素敵で。デレるのが楽しみです!(おい)。さておき、個人的には「俺たち、パートナーだろ!」「そうなりたいなら努力する事ね。」のやり取りと、「エストォォオオッ!!」「馴れ馴れしいぞ、お前ぇぇえええッ!!」という叫びの応酬がとくにお気に入りです。
4つの武器の使い分けに“ルーキス”の設置と、忙しくも楽しいシステム
操作は移動のほか4つの武器に対しそれぞれ1ボタンずつ、さらにダッシュ、ルーキス(オプション)設置と多め。Xbox 360コントローラ使うのがちょうどいい感じです。
状況に応じた適切な使い分けがポイント……といいつつ、ステージ3の道中までは割と適当にノリ重視でも行けたのですが、ステージ3ボスが自分の腕だと結構シビアでした。正面から撃ち合うと敵のブラスター(的なもの)にやられるので、敵の正面にルーキスを設置。敵もよく動くので設置し直したりとか、突進してくるので避けたりとか、さらに突進後に隙があるのでダッシュ突撃で攻撃したりとか。
なかなか忙しく、思うように動かせるようになるまで結構手間取りました。20回くらい戦ってやっとコツを掴んできて、何とか撃破。大変でしたが、それだけに達成感もひとしお。クリア後にはいわゆる「薙ぎ払いレーザー」とか新しい武器も使えるようになって、また違った操作感で楽しめるのも嬉しいです。
……というのが冬コミ版だったのですが、新たに公開されたテスト版ではシステムが一変。作者さんが「冬コミ版から別ゲーになっちゃった!」と書いてたのでどんなもんかと試してみたら、予想の5倍くらい別ゲーでした……。爽快感あふれるロックオン+ブレードゲーに。操作はショット(長押しでロックオン)、ブレード、特殊攻撃の3ボタンとシンプルに。冬コミ版は冬コミ版で、他にない感じで愛着ありますが、新版のほうがハードルは低いかな?と思います。正直3ボスでこれだと自分、クリアできるかな?とは思っていたので……。
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