- LAST HARVEST ~エーテルの戦乙女~ C80 Trial/Broken Desk
公称「アクロバティック3Dアクション」。足に装備したロケットブースターで自由に空を飛べるのがポイントで、ほかにも射撃武器や近接攻撃、ガード、バク宙による回避など多彩なアクションを駆使して敵を倒し進んでいくフィールド探索系3Dアクションです。さまざまな操作を的確にこなして主人公を自在に操れるようになること自体が楽しい系だと思います。
アクションが多彩な3Dゲーということで、操作も結構複雑。ゲームパッド推奨というか実質ほぼ必須で、カメラ操作なども含めるとPS系ゲームパッドのほぼ全ボタンを使います。ただ操作方法一覧や、体験版でプレイできる1面のマップ、ワンポイントアドバイスなどが書かれた紙のプレイガイドが同梱されていたので、これを見ながら徐々に操作を覚えることができました。私は3ボタン以上の操作を覚えるのが凄く苦手なので、こういうのは本当にありがたいですねえ。
ストーリーは、燃輝(エーテル)と呼ばれる新エネルギーをめぐって起きた戦争から2年後、弟をさらわれた少女が、母の形見の武器「燃輝手砲<エーテル・シューター>」とロケットブースター「浮遊脚<デューセン・スティーフェル>」を装備して敵を追うというもの。というわけでゲーム中でも、この2つがそれぞれ移動と攻撃の要となります。どちらもエーテルを消費しますが、少しずつ自然回復するほか敵を倒すと大幅に回復、またガードでも高速回復するので気にせずガンガン使える感じ。
ブースターは空中移動によりザコ敵ショートカットや、一見壁で進めない所を超えるといった活用が。1面では空中戦などはありませんでしたが、今後あるかも……? ただ、飛びながら戦うのはかなり難しそうですが。
攻撃は近接もパンチ、キック、サマーソルトとありますが、連射も効いて使い勝手のよいエーテル・シューターがやはり要となる感じです。その際、とくにロックオン操作が重要。敵が近付いてくると「音」でわかるのですが、本作は比較的視界が狭い上にカメラ回転が遅いので、普通に探していると後ろからやられたりします。そこでロックオンボタンで直近の敵を視界に収め、すかさず射撃!というのが基本戦術かな。主人公の向きに関係なく直近の敵をロックオンできます。
フィールドはそこそこ広く、一応歩いた範囲はマッピングされ画面右下に透過表示されますが、行き止まりと未探査区域の違いがマップ上ではわからず、また1面はフィールドが森で同じような背景ばかりなのでかなり迷いました。プレイガイドのマップを見ながら進みましたが、なかったら辛かったかも。2面からはどんなステージになるのかちょっと気になります。
そんな感じで、ステージ道中は色々試しつつゆるゆるふわふわ進めましたが、ボス戦はなかなかの緊張感。これまで特に使い道がなく「そんなのもあったっけ」扱いだったバク宙回避が大活躍で、距離をとるのにブースターも使ったりと、シューティングゲーム的なヒット&アウェイが面白くもありキツくもあり。正直、1面ボス最終形態は攻撃に隙がなさすぎで心が折れかけましたが、今回の体験版が1面だけなので歯ごたえのある調整だったのだと信じたい(笑)。何はともあれ、冒頭にも書いたけどさまざまなアクションを使いこなして俺TUEEEE!感を味わえるのは面白いし、主人公も可愛いし、完成が楽しみです。
なお本作、要求スペックはだいぶ高めです。うちのゲーム用PCはWindows XP、Core 2 Duo 2.33GHz、メモリ2GB、GeForce 8500 GTという環境で3Dゲームもそれなりに動作しますが、本作だと2種類ある画質設定を低い方にしても動作が重くてゲームにならず、自動FPS調整(恐らくフレームスキップ)をONにしてやっとまともにプレイできました。ちなみに今回掲載した画面キャプチャーのうち、最後の1枚のみ低画質設定(ガチプレイ時に撮った)、あとは高画質設定です。
ただ最近パッチが公開され、3Dキャラクターの輪郭線表示をOFFにする設定が追加されました。これでかなり動作が軽くなるようで、高画質設定でも自動FPS調整ONなら結構遊べるように。というか、今までちょっと反応がもっさり気味かな……と思っていたのは、実は正しいゲームスピードでプレイできていなかったのかもしれません(汗)。輪郭線はなくてもそれほど違和感ない……というかむしろ、高画質設定時でも輪郭線にはジャギーが出るので無いほうがぱっと見は綺麗な気も。いずれにせよ、そろそろPC買い換え時かな……と思ったりしました。
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