気になったものをいくつか。
SkyLens 体験版(ZENITH BLUE)
3D剣戟アクション「巫剣神威控」のサークルさんの次回作の体験版。今度は横スクロールアクション。現状、まだ内容は作り込み中的なことを作者さんが仰っていたのであくまで今回の体験版での印象ですが、敵の攻撃動作をしっかり見切ってガードするか速攻で潰すか判断するのが楽しい、ベーシックな作りで歯ごたえのある斬り系2Dアクションゲーでした。
攻撃方法は近接のブレードのみで、弱と強の2種類。この手のゲームだと強攻撃は隙が大きいのがお約束ですが、本作では少なくとも現状それほどでもなくて、さらに攻撃範囲が広く対空迎撃にも使えるので、割と万能感があります。他のアクションはジャンプにダッシュ、ガード。攻撃はダッシュや方向キーとの組み合わせで斬り上げなどの派生あり。でかい敵を浮かせてボコるの美味しいです。
連続でどんどん敵を斬っていく爽快感のあるゲームですが、一方で敵の攻撃はしっかり対処しないと一気にHP削られるのでごり押しは効かないのも面白く。体験版でとくに苦労したのはハチの突進ですねえ。ガードすればノーダメだしタイミング合わせて強攻撃で斬れば一発で倒せるのですが、いざ食らうと大きい。放置して別の敵ボコってたら両側から食らってHPほぼフル状態からゲームオーバーになったときはポカーンとなりました(笑)。ゴロゴロ転がってくるダンゴムシは下段ガードが必要とか、乱戦の中でしっかり「どの敵が危険か」を見極めるのも重要だったり。まあ、やばい奴は赤く光るのでわかりやすいのですが。
でも体験版ボスはガードしてもゲージ1/4持ってかれる攻撃とかあって厳しかった……コンティニューしまくりのごり押しで何とかクリアしました。続きも楽しみです。現状、ザコを倒したあとの再ポップがちょっと頻度高すぎるかなぁという気もするのですが、その辺も今後の調整次第でしょうか。ただ、現状は敵を倒すことにとくにメリットはないので、降りかかる火の粉だけ払って、戦う必要のないザコはダッシュジャンプで振り切っていくのもそれはそれで楽しかったです。
主人公キャラのグラフィックはリアルお姉ちゃん系の巫剣神威控から、アニメ調の少女へ。個人的にはこちらの方が好みですね。ただし、敵グラフィックは虫系が多く、人によっては苦手かも?自分は(ゲームと割り切れば)大丈夫ですが。
決闘弾幕C85体験版(Amusement Makers)
公称ジャンルは戦略カードシューティングノベルゲーム。C84版、デジゲー博版に続いて今回でプレイするのは3回目かな。UIなど徐々にリッチになって来てますね。
自機やボスが人型の弾幕STGではボス戦が「キャラクター同士の決闘」という体をとるのがお約束の1つですが、本作はそこを突き詰めたボス戦特化型STG。対戦相手(ボス)の攻撃を凌いで倒せば相手の体力を削り、攻撃を食らえばこちらの体力が減るというサイクルが1ターンで、これをどちらかの体力が0になるまで繰り返す方式。(細かいダメージ計算式は実はあんまりよくわかってなかったり……。)通常の弾幕STGボス戦の弾幕1段階が1ターンに相当するイメージです。
デッキ構築型カードゲームっぽい要素があるのが最大の特徴で、各ターン開始前にデッキから手札にオープンされたカードから、コスト内で使うカードを選んで対戦を開始。コストの総量はターンごとに増えていき、対戦の後半になるにつれて多くのカードを同時に使えるようになるのが結構盛り上がります。
カードは攻撃力強化、防御壁(バリア)やボムが使えるようになるもの、被弾しても体力が減らないようにするものなど、バリエーション豊か。「被弾せずにこのターンを終えると効果発動」というカードもあって、ターン毎にガンガン攻めていくか、守りに入りながら慎重に戦うか方針を立てるという戦略も。
相手もカードを使ってくるのですが、使うカードの内容は事前に確認可能。弾幕を強化するカードを使ってくる場合は防御系のカードを重点的に使おう、とか対策を取れます。Readmeによると敵の行動パターンや技の順番を把握するのもポイントらしいのですが、個人的にはそこまでの境地には至っておらず、いかに自分を強化するかに注力してプレイしていました。現在のバージョンではデッキ構築はできず固定のデッキを使うだけですが、自分でいじれるようになったら防御系のカードで固めるだろうなあ(笑)。
純粋に弾幕ゲーとしても面白く、とくに今回追加された3話の敵が使う弾幕はなかなかハッタリが効いていました。最初思いっきりビビりましたがよく見れば避けられるという。後は「自機が低速移動できなくなる」みたいなトリッキーなカードもあって、難しいけど面白いです。対戦時のBGMも格好よくてテンション上がります。
なお、ジャンル名にノベルが入っている通りADVパートも。和風キャラ可愛いです。
ただ、3話のネタ会話は半分くらい意味がわかりませんでした……。
MAGICAL×SPIRAL C85体験版(Broken Desk)
「LAST HARVEST ~エーテルの戦乙女~」のサークルさんの新作体験版。プレイしたのはC84版(だったっけな)に続いて二度目です。
公称ジャンルは螺旋階段上昇型魔法アクションゲーム。前回は塔の外壁をひたすら上に登っていくだけだったのですが、今回は扉による塔の内壁・外壁間の移動、ステージ進行の要素あり。
2段ジャンプや、MPがある限り連続して出せる8方向へのジャンプ攻撃「バーニングアタック」による浮遊感のあるアクションが魅力。他にも遠距離攻撃の「ファイアーボール」などを駆使して戦っていきます。技などの掛け声ボイスもあり、なかなか可愛らしいです。
現バージョンではザコ敵は一種類だけだったり、塔に複数ある扉のどれに入っても進行は一緒(多分)だったりと、まだまだ制作途中っぽい感じですが、探索要素や敵のバリエーションなど増えてきたら面白くなりそう。攻撃タイプも現状では火の精霊によるものだけですが、今後使える精霊が増えるようです。
またボス戦は、球体の敵がゴロゴロ転がってくるという、回転するステージを活かしたものとなっていました。視界外に出てしまうことが多いのが辛いところでしたが、レーダー的なものがつくなり、視界を広くとれる方法(現状でも若干カメラ操作はできますが)ができれば面白くなる可能性を秘めているなあと思ったり。
CoinPusher (Unity習作版)(おめが試作設計局)
コンプッシャーゲーム。その名の通り一見習作的な内容ですが、その実、コインを落とすと謎のキューブが落ちてきて、さらにそのアイテムを落とすとコインが3wayになったりオート連射になったり(STGかよ!)、大量のコインをゲットしたり……というインフレゲーでした。夜中に一人でゲラゲラ笑いながらプレイしてました(寂しい……)。